車のいたずら対策に5千円のネットワークカメラを設置
先日、初めて車にいたずらされました
具体的に言うと、フロントガラスにカッターで切れ込みを入れられました
正直いたずらの範囲を超えていて、激しい怒りを感じていますが犯人がわからないのでこの気持ちをどこにぶつけていいのかわかりません
もし次にやられたら誰なのかを特定したいと思ったので、家にネットワーク型の防犯カメラを設置することにしました
ただ、防犯カメラってちゃんとしたのを買おうと思うとかなり高額なので、取り急ぎ安い中国メーカーのネットワークカメラで様子を見ることにしました
買った防犯カメラは「Wansview w6」
今回購入したのは中国メーカーのWansview W6と言うモデルのネットワークカメラです
選定にあたってはアマゾンで行いました
正直なところ、中国メーカーの防犯カメラって安いんですがどれも怪しさがMAXです
怪しいくらいレビューが高評価なのでサクラチェッカーで調べると、どれもサクラ率がかなり高くレビューの信憑性はかなり低いです
そんな中、低評価のコメントでも画質は良いと書かれていることが多かったこのW6を選択してみました
ネットワークカメラとは?
このWansview w6の説明をする前に、そもそもネットワークカメラとはなんぞや?、と言うところを説明します
ネットワークカメラとは撮影した映像をネットワークを通じて見ることができるカメラのことです
Lanケーブルによる有線、もしくはWifiを使った無線を介して、撮影した映像をPCやスマホで見ることができます
ただし、カメラが発信したWifiの電波を直接PCやスマホで受け取ることができるわけじゃなくて、一旦Wifiルーターを経由させる必要があります
Wifiで接続できるので、家の外に電源コンセントさえ確保できればどこでも設置できるのがネットワークカメラの魅力です
また、ネットワークにつながっているので、外出先からもPCやスマホからも映像を確認することができます
Wansview W6の詳細
では話を元に戻しまして、Wansview W6の紹介をします
WansViewは中国の電機メーカーで2009年に創業して以来、100を超える国に製品を提供してるらしいです
実際、この製品の説明書はすべて日本語ですし、カメラが認証するときに話す声も日本語にローカライズされています
記録映像は基本的にカメラ本体の内臓メモリかSDカードのどちらかに保存されます
と言うことは、カメラが盗まれてしまえば記録映像も持ち去られてしまうことになりますが、カメラの設置位置を多少手の届かないくらいの位置にしておけば問題ないかと思います
それと、もし犯人がカメラに撮られていることに気がついたとしても、そのカメラを盗んで行こうと思う人は少数だと思うのでそもそも盗まれる想定をする必要はないかと思ってます
だって最悪、そのカメラが内臓メモリだと言うことがわかったとしても、NVRレコーダーで常時録画してたら盗んでも意味がないどころか、カメラに近づけばその分だけよく撮影されてしまうわけですからリスクの割に効果が低いと思うんです
設置
映像はWifiで飛ばせるのですが、電源のあるところに設置する必要があるので設置するエリアは必然と限られます
説明書ではねじ止めすることが推奨されていますが、とりあえず自分はテープ(両面&絶縁)で固定しています
SDカード容量は128GBまで対応
SDカードをさして設定を有効にすると、保存する映像をSDカードに切り替えられます
SDカード容量は大きければ大きいほど、多くの日にちのデータを撮り溜めておけるため、私は上限である128GBのSDカードを差しています
ちなみに、じゃあSDカードを刺さないとどうなるのかと言うと、これまた特に問題なく内蔵メモリに保存されます
その容量がどのくらいなのかはわからなかったんですが、おそらくそれほど多くの撮影はできないのだと思うのでどっちにしろSDカードは差しておいた方が良いと思われます
なお、データの転送量はそこまで大きくないのでGoproほど高品質なSDカードを買う必要はありませんから、自分はこのSDカード(サンディスク 128GB SDSQUNR-128G-GN6MN UHS-I Class10)を選択しました
結果、問題なく撮影映像が録画されてます
高いデータ転送量を持つSDカードだと、128GBもの容量となるとお値段もかなり高くなりますが、このSDカードであればお値段も手ごろですし、十分な性能を持ってます
買ってみてわかったこと
このカメラの映像録画は動体検知をベースとしていて、基本的に映像の動きを検知したら初めてカメラが記録をしてくれます
システムとしてはドラレコとほぼ同じと考えてもらって良いです
ドラレコも基本的に常時録画をしてますが、その映像をSDカードに保存するのは激しい動きや衝撃を検知した時だけですよね?
それと同じで、このカメラも基本的に常時録画してるんですが、記録として残してくれるのは何らかの動きを検知した時のみです
なので、映像に何も変化がないのに24時間ひたすら録画し続ける、というような監視カメラ的な使い方はできません
(ONVIFには対応してるので、NASやNVRレコーダーなどの機器を追加すれば可能なのかもしれませんが、この機器単体では不可)
逆に考えれば、無用にSDカードや内部メモリを圧迫することがないので、後から映像を確認する際には楽です
(常時録画のカメラシステムだとSDカードに負荷がかかりますし、何かあった時に膨大な映像データからピンポイントで欲しい瞬間を探すのが大変です)
Q&A
自分もネットワークカメラを買うのが初めてだったので、買う前には色々な疑問点がありました
買ってみて色々とわかったので、その辺をQ&A形式で紹介します
SDカードが刺さってないとどうなる?
撮影自体はSDカードの有無に関係なく可能です。検知した動画もカメラの内部メモリに保存されるので参照できます
ただし内部メモリの容量がどのくらいあるのかは公表されてないのでよくわかりませんでしたが、体感的には内臓メモリだけでも結構な量が取れる気がしました
録画したデータはどこに保存される?
SDカードあり
→SDカード内に保存されて、ここからアプリを通じてスマホ側にダウンロードすることができます
SDカードなし
→カメラの内部メモリ内に保存されます。ここからアプリを通じてスマホ側にダウンロードすることができます
Wifiが届かない場所でも使える?
設置場所がどうしてもWifiルーターからの電波が届かない場所だった場合はどうなのかと言う疑問ですが、
そもそも設定がWIFI接続したアプリ経由で使うので不可になります。また、仕様上ネットワークに接続されてないと動体検知自体が動作しないのか録画されません(SDカードを指していても)
このカメラは前提条件としてネットワークに接続されてる必要があるようです
PCからも映像を観れる?
WansViewがPC用の専用ソフトウェアを公開してるので、それをダウンロードすればPCからも映像を見ることはできます
ただし、みられるのは現在のライブ映像のみで、動体検知した際に録画された映像はスマホのアプリ経由でしかみられません
検知範囲(エリア)は指定できる?
アプリの設定から、画面のどの部分に絞って検知するかを指定することができます
これを細かく指定すれば、不要な検知を減らすことができます
動きを検知してから録画が始まるとすると、最初が少し切れた動画になるの?
私がこのカメラを買う前に地味に気になってたのがこれでした
動体を検知してから録画を開始したのでは、映像の頭の部分が少し途切れた映像になってしまうのではないか、と言うことです
結論から言うと、その心配はありませんでした
この辺はドラレコと同じで、ちゃんと動体を検知する0.3秒前くらいから検知終了後1秒間くらいの映像が保存されます
(ということは、基本的に内部的には常に録画はしてるけど、不要なところを削除して必要なところだけを保存してる、ということになります[検知し始めてから録画したのでは間に合わないので])
で実際のところ動体検知ってどうなん?
試してみるとわかりますが、自動暗視の設定をオンにしておくと夜は赤外線ライトが点灯します
これに虫がめちゃくちゃよってくるので、動体検知のレベルが高いと虫ばっかりの録画映像になってしまいます
それでも100歩譲って人間も感知すれば良いと初めは思ってましたが、どうも虫の方にばっかり反応してしまい肝心なところが写ってないことが多いです
逆に動体検知のレベルを下げておけば虫の検知は少なくなりますが、今度は人間を感知しなくなってしまいます
ちなみに自分が試したのはまだ肌寒い3月で、夜の外気温は10度ほどでしたが、それでもかなりの虫がすぐにやってきますから夏場は実用上不可能でしょう(ちな東京)
つまり赤外線LEDを利用した夜間監視を行う場合、常時録画が必須になりますが、このカメラだけでは常時録画はできません(動体検知が撮影のトリガーになってるので)
逆に昼間なら赤外線LEDをつけないので虫がやって来ず、かなり理想的(人間や自転車、車などが移動した時だけ録画)な撮影が可能です
ただ、監視カメラをつけたい場合って、自分の場合もそうですがどっちかっていうと夜の監視がメインになるんですよね
そうなるとこのカメラではNVRレコーダーを接続した常時録画にしないと実用的にはかなり厳しいことになります
このカメラの最適な設定
以上の理由により、このカメラでは夜間の撮影は厳しいものがありますが、それでも常時録画をせずに運用したかったので、色々と設定を動かして最適解を発見しました
実はこのカメラはソフトウェアのバグ?なのか仕様なのかわかりませんが、ちょっとした裏技があります
それは赤外線LEDを点灯させない夜間モードで常時運用すること、です
何を言ってるのかよくわからないと思うので詳しく説明します
赤外線LEDを点灯させない夜間モード
このカメラは自動暗視設定をオンにすると、自動的に明るさを検知して設定(昼間モード、夜間モード)を切り替えてくれます
昼間:カラー撮影、赤外線オフ
夜間:白黒撮影、赤外線オン
という2種類です
ただし、夜間の間に自動暗視設定をオフにすると白黒撮影だけど赤外線だけをオフにすることができます
カラー撮影よりも白黒の方が夜間に強いようで、赤外線カメラをオンにしなくてもある程度はこの状態で夜も監視できます
またカラーよりも多少情報量は減りますが、昼間でも白黒映像で見ることができます
このカメラでNVRレコーダーを追加しない場合、おそらくこの運用方法がベストだと判断しました
なので私はこのカメラで白黒撮影+赤外線LEDオフという設定で運用中です
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