燃費がリッターあたり1km改善すると、ガソリン代が1Lあたり10円安くなる!?【数字のマジック】

燃費

近年の車メーカーによる激しい燃費競争は、いささか過剰とも言えるほどです。
なぜそこまで燃費にこだわるのか、そこにある秘密に迫ってみたいと思います。

燃費が1km/L改善するのは、ガソリン代が1Lあたり10円安くなるのと同じ効果

車の燃費が1リットル当たり1km良くなると、ガソリン代が1Lあたり約10円安くなるのと同じです。
これ誇張表現ではなくて数学のマジックです。
以下の二人の例を見てみましょう。

【レジャー目的でコンパクトカーを所有のAさん】

  • 燃費は1Lあたり15km
  • 年間走行距離は7,000km
  • ガソリンは1Lあたり150円

Aさんの年間の燃料(ガソリン)代は、70,000円です。

①さて、ここでAさんの燃費が1Lあたり1km改善して、16km/Lになったとします。

そうなると年間の燃料代は、①約65,600円になります。

②燃費はそのまま(15km/L)で、ガソリン代が1Lあたり10円安くなったとします。

②すると年間の燃料代は、約65,300円になります。

①は燃費が1リットル当たり1km改善した場合、
②はガソリン代が1リットル当たり10円安くなった場合です。
どうでしょう?ほぼ同じ価格ですね。

【15年落ちの国産車を通勤で使用するBさん】

  • 燃費は1Lあたり10km
  • 年間走行距離は15,000km
  • ガソリンは1Lあたり150円

Bさんの年間のガソリン代は225,000円です。

①Bさんの燃費が1Lあたり1km改善して、11km/Lになったとします。

そうなると年間の燃料代は、①約204,500円になります。

②燃費はそのまま(10km/L)で、ガソリン代が1Lあたり14円安くなったとします。

②すると年間の燃料代は、約204,000円になります。

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Bさんのケースでは燃費が1km/L改善すると、ガソリン代が14円/L安くなるのと同じ

Aさんのケースでは、燃費が1km/L改善するとガソリン代が10円/L安くなるのと同じになります。
Bさんのケースでは、燃費が1km/L改善すると、なんとガソリン代が14円/L安くのと等しい結果となります。

実は、元々の燃費の悪い車ほど、1リットル当たりの1km改善するとガソリン代が安くなります。
タイトルの通り「燃費が1km/L改善するとガソリン代が10円/L安くなる」のは、
元々の燃費が15km/Lの車なります。

つまり、1リットルで15kmも走らない車の方が燃費の改善効果は高くなり、
1リットル当たりのガソリン代も安くなる効果があります。

ガソリン代が1リットルで10円安くなるって、すごいことですよね。
レギュラーガソリン150円だったのが140円になったら、かなり割安になった印象を持つと思います。
それだけ車の燃費を1km/L改善するというのはガソリン代を安くするために重要なことだったんです。

ガソリン代を安くすることは自分の力ではどうしようもないですが、
車の燃費を改善することはちょっとした工夫によって可能になります。

燃費改善の方法

燃費を少しでも改善することで、ガソリン代にどれだけ影響があるのかをご理解頂けたと思います。
そこで具体的にどうすれば燃費が改善できるのかを紹介したいと思います。

エアコンはなるべく使わない

車のエアコンはコンプレッサーと呼ばれる機械を動かすことで稼働しています。
このコンプレッサーはエンジンの力を利用しているため、エアコンを使うと燃費が落ちます。

とは言っても、真夏の炎天下等の状況下では熱中症にならないために使わざるを得ませんが、
比較的涼しい春や秋口などでは、オフにしておくことで燃費を改善できます。

エアコンを使うと、約1割〜2割程度燃費が悪化します。

電気を使う装備はなるべくオフに

車には電気を使う部品が多く搭載されています。
ヘッドライトなどの灯火器類、カーオーディオ、送風ファン、スマホ充電スタンドなど。

最近の車は充電制御と言って、バッテリーを常に充電していません。
充電するオルタネーター(発電機)は動かすと燃費が悪くなるからです。

つまり車の電気を多く使うほどオルタネーターの稼働時間が増えるので、
車の燃費が悪くなります。

ヘッドライトやワイパーなどは消すわけには行きませんが、
大電力を必要とするオーディオ類や、追加のライト類は消すか外しておきましょう。

常に2、3個先の信号機の色を把握しつつ早めのアクセルオフ

信号機には青から赤になるパターンがあり、周期的に動いています。
いくらアクセルを踏んで飛ばしても、信号機が赤なら進むことができませんよね。

常に2、3個先の信号機のパターンを予想しながら走ることで、無駄なアクセルオンの時間を少なくすることで燃費を改善できます。
何回も同じ道路を走ると、なんとなく信号の点灯パターンがわかってきます。
それがわかってくると交通の流れがわかるようになるので、無駄なアクセルを踏む必要がなくなります。

ですから、「この手前の信号機は今、青だけど、次の信号機は赤になるんだよな」
とわかれば、そこからアクセルペダルに乗せる足の力をゆるめ始めれば無駄な燃料を消費しなくなります。

東京都内の一般道路における車の平均速度は、時速18kmというデータがあります。

つまりそれ以上のスピードを出しても、結局信号などで停車しなければいけないわけです。
その分燃料が無駄になり、燃費が悪くなります。

だからと言って「常に時速18kmで走る」必要はありませんが、
赤信号に向かってアクセルを踏むようなことは燃費のために避けましょう。

車のスピードはアクセルペダルでコントロール

初心者やペーパードライバーがやりがちなのは、スピードをコントロールするのに頻繁にブレーキペダルを踏む運転です。ブレーキペダルを踏むとその分だけ前進に使ったエネルギーをロスすることになりますので、燃費改善のためには出来るだけブレーキペダルは踏まない方が良いでしょう。

そのためには、「アクセルペダルで車速をコントロールできる」ことと「適切な車間距離」が重要になります。アクセルペダルで車速をコントロールするというのは、ブレーキを踏まないでアクセルだけで、できるだけの加速と減速をすることです。

アクセルペダルは踏み込めば当然加速します。
一方で足を離すとエンジンブレーキによって減速します。

これを利用してなるべくブレーキペダルを踏まないように走行することで燃費が改善します。

アクセルペダルは「じんわり踏む」

アクセルペダルはスムースに「じんわり踏む」ことが燃費運転では需要です。

勢いよく「ガバッ」っと踏んでしまうと、エンジンは多くのガソリンを吸い込みます。

信号待ちからの発信では、ブレーキペダルから足を離してクリープで前進し始めるのを感じてからソフトにアクセルペダルを踏み込みましょう。

アクセルを一杯に踏みこんで信号ダッシュを決めても、すぐに次の赤信号がやってきてしまいます。
また、停車時からじんわりと加速すると、前の車との車間距離を確保することもできます。

アクセルペダルをスムースに踏むと燃費に良いだけでなく、タイヤなどの消耗品も無駄に消費しません。
安全運転にもつながりますし、いいことだらけなので是非オススメします。

3秒の車間距離

燃費運転のキモと言えるのが車間距離です。

先ほど、「車速はアクセルペダルでコントロールする」と書きましたが、そのためにこの車間距離が重要になります。車間距離を十分にとっていれば、前を走ってる車が多少減速しても、ブレーキを踏むことなくエンジンブレーキの力だけで済みます。つまり、ブレーキを踏む必要がありません。

さらに、前の車が不意に急ブレーキを踏んだとしても、十分な距離があるのでぶつかることなく停車することができます。

どのくらいの車間距離が適切なのかというと、これは3秒を目安にしてください。

何か適当な目印を決めて、前の車が通過してから自分の車が通過するまで2〜3秒かかる距離をあけてください。

埼玉県では「ゆとり車間距離『0102運動』(ゼロイチゼロニ運動)」という運動をやっています。
前車との車間距離を2秒以上取りましょう、そのために「ゼロイチゼロニ」と数えて2秒を計りましょう、という意味です。

ちなみに2秒がどのくらいの距離かと言うと、
時速60kmで約33m、
時速100kmで約50mになります。

ただ、私はあえて3秒をオススメします。

なぜなら車の制動距離と言うのは、
時速60kmでは約44m
時速100kmで約112mにもなるからです。
(※運転免許 学科試験から引用)

時速60kmで前を走ってる車が急に何かにぶつかって速度0になったら、
止まるまで44m必要なのに33mしかないことになります。
もちろん衝突は避けられません。

車間距離が3秒あれば、約50mの距離があるので衝突しません

経験上、国道でも高速道路でも3秒あれば前の車に何があっても余裕を持って対処できますし、
さらに燃費もよくなります。

車間距離をあけると割り込まれる

多くのドライバーが車間距離をあけたくない理由の1つとして、割り込まれることが挙げられると思います。

車間距離を多めにとっていると、後続の車に煽られたり、割り込まれる場合があります。
そんな時はついイラっとしてしまいますが、1深呼吸してから再度、その割り込みの車から車間距離を取るようにしましょう。

煽ってくる車には先に行かせることも有効です。
さらに車によっても割り込まれる度合いが変わると言う現実があります。
やはり軽自動車のような小さい車は割り込まれやすい傾向にあります。
一方で高級車や大きな車は割り込まれにくいです。

いずれにしろ、前の車と車間距離を詰めて走っていても良いことはほとんどありません

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