初めての輸入車にオススメの車 ベスト4

輸入車

気になってはいるけど、いざ買おうとすると勇気がいる輸入車

なんとなく日本車ばっかり乗り継いできたけれど、気になる存在の輸入車

あなたにとって輸入車とはどんな存在でしょうか

輸入車を購入する理由は様々かと思います

「ご近所さんがドイツ車に乗り換えてから、気になり始めた」とか、

「フランス車のデザインが好き」などなど。

日本人にとって日本車を購入する事はごく自然な成り行きですから、輸入車を購入するのはちょっととまどいというか、踏ん切りが必要かもしれません

そんなわけで今回は、初めて輸入車を購入しようか検討している方にオススメの車を紹介します

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日本で輸入車の割合は増加中

近年、日本で販売される輸入車の割合は増加しています

2018年の日本において輸入車販売台数は、新車販売台数の実に9.2%にもなります

ざっくり言えば10台に1台は輸入車ということになります

グラフを見ると2009年頃から急激に国内でのシェアを伸ばし始めていることがわかります

メーカー別の販売台数

1位メルセデスベンツ6万6948台
2位フォルクスワーゲン(VW)5万2044台
3位BMW5万886台

2018年度におけるメーカー別の販売台数では、メルセデスベンツが4年連続の1位

ついでフォルクスワーゲン、BMWとなります

見てわかる通り、トップ3をドイツメーカーが独占しています

なぜドイツ車は売れるのか

なぜドイツ車はこんなに売れるのでしょうか

その理由は、車の作りの良さと適度な壊れなさにあるかと思います

ドイツには速度無制限区間の高速道路「アウトバーン」があります

アウトバーンでは、速度無制限区間においては速度の規制がないので、何km出しても捕まりません

だいたい3車線あったら、真ん中の車線を走る車が140km/h前後で走行しています

左側の追い越し用車線では200km/hオーバーです

ご存知の通り、日本の高速道路の制限速度は100km/h(一部120km/h)です

これが何を意味するのか?

車メーカーが車を設計する際に、走行するスピードに耐えられる車を基準に設計します

ですから、アウトバーンのあるドイツでは車の設計速度もアウトバーンに合わせなくてはならないわけです

100km/hで走行できれば良い車と、

200km/hで走行できる車では、そもそも各部の強度や剛性における設計値が違います

あと、100km/hで走行する様に設計された車で100km/h出すのと、

200km/hで走行する様に設計された車で100km/h出すのとでは、安定感が全く違います

今、世界の車の中心はドイツ車と言っても良いと思いますが、

この最大の理由はドイツにはアウトバーンがあるからです

アウトバーンという過酷な環境ドイツ車を鍛え上げていると言えます

日本車とドイツ車は何が違うのか

では、その世界の中心とも言えるドイツ車と日本車は何が違うのでしょうか

日本車と比べた時のドイツ車の良い点は以下の3つです

  • 剛性感
  • 安定感
  • 疲労の少なさ

【剛性感】

これは説明が難しいのですが、例えばコーナーを曲がっている時に、ドイツ車が日本車の様にしなる感じがしません

ボディー剛性がとても高いからです

この場合のボディー剛性とは衝突安全のための剛性ではありません

車に路面からの力が入力された際のたわむ量が少ないということです(ねじれ剛性とも言います)

わかりやすい例では、日本車は車の1点をジャッキアップした状態だと、車全体がよじれるのでドアがうまく閉まらなかったりします

閉まらないまでは行かなくても、なんとなくドアの締まり方に違和感が出るでしょう

これはボディーが歪むからです

ドイツ車はボディーが歪まないので、ジャッキアップしてもドアは何事もなくスムースに締まります

車の剛性が高いと、全ての操作はリニアになり直感的にコントロールしやすくなります

また安定感も増し、路面からの入力をサスペンションで吸収させやすくなります

車の出発地点はボディー剛性から、と言い切れる位に車にとって重要な項目です

【安定感】

ドイツ車はとにかく安定感がすごいです

例えばコーナーを曲がる時、荒れた路面を走る様な場合でも、ハンドルをむやみに取られたりしません

ですからハンドルの修正が少なくて済みます

また、車の重心がとても低い位置にある様に感じられます

コーナーで曲がる時のロール量もとても少なく感じます

日本車と比べて何がどう安定しているのか、言葉で説明するのは難しいですが、乗ってみればわかってもらえるかと思います

【疲労の少なさ】

ドイツ車の最も大きなメリットはこの疲労の少なさにあると思います

特に長距離を走った時に感じる疲労は日本車とは比べ物になりません

ドイツ車って、以外に足回りやシートが固めなので、試乗してみると、

「案外、乗り心地が悪いな」

と感じる人もいるかと思います

しかし、乗り心地と疲労の量は比例しません

例えば日本車は比較的柔らかい乗り心地の車が多いです

パッと乗った感じでは、こちらの方が乗り心地が良いと感じられます

でも長距離乗ると、この柔らかい乗り心地の車は疲れます

日本車が長距離で疲れる最大の理由はダンピングの悪さにあります

ダンピングとは、道路の段差を乗り越えた時に受ける揺れを収束する速さのことです

ドイツ車は価格の高いサスペンションダンパーを使っているのでダンピングがとても良く、揺れの収束がとても早いです

車が段差を乗り越えて「ガタン」と揺れた後、日本車はしばらくグラグラと車体が揺れています

ドイツ車は「ガタン」と揺れてもほぼ一発で揺れが収束します

グラグラと揺れ続けることがありません

これが疲労の少なさに繋がっています

例えば、数百kmをほぼ1日かけて移動する様なケースでは、

日本車では到着した後はヘトヘトで何もする気が起きません。早く寝たいです

ドイツ車では到着した後に観光する気力があります

逆にドイツ車の悪い点は以下の2つです

  • 故障時の料金の高さ
  • 消耗品の多さ
  • リセール価格の低さ

故障時の料金の高さ

ドイツ車は日本車に比べて壊れるとされていますが、

最近のドイツ車はだいぶ壊れなくなってきました

あくまで個体差はありますが、故障の修理にお金がたくさんかかるといった事は少なくなりました

ただし、もし事故や故障などで修理が必要になった場合、ディーラーに出すと修理費は国産車よりも高くつきます

大きな理由としては部品代が高いからです

新車価格が300万円ほどの車でも、部品代は国産車と比べると高額になりがちです

安く済ませる方法

ただし、安く済ませる手はあります

ディーラーではなくて、民間の修理工場に出す方法です

そもそもディーラーでも手に負えない修理は民間の修理工場に委託します

ですから、日頃ディーラーから請け負ってる工場なら問題なく修理できます

さらに、ディーラーだと正規品の部品を使わざるを得ませんが、民間修理工場ではOEMの安いパーツで直してもらうこともできますから、部品代を圧縮できます

部品代が安くなると、圧倒的にコストを抑えることができます

さらにDIYでやる手もあります

OEMの部品を自分で入手して、自分で直してしまいます

これができれば工賃もかかりませんので、部品代のみで済みます

もちろん、複雑な修理は手に負えませんが、簡単な部品交換程度ならネットの知識でも十分対応できます

消耗品の多さ

ドイツ車は日本車に比べて消耗品の考え方が違います

日本車はあまり消耗品を出さない、交換しないで済む様に設計されています

かたやドイツ車は消耗品を交換する前提で車が設計されています

わかりやすい例で言うと、ブレーキ周りの消耗品

日本車はブレーキパッドのみですが、

ドイツ車はブレーキパッドに加えてディスクローターも対象になります

また、消耗品の交換頻度もドイツ車の方が短く設定されています

例えば点火プラグは日本車は10万km、ドイツ車は8万km程度です

そう言う理由から、ドイツ車は日本車と比べて消耗品にお金がかかります

ですが、この点もディーラーではなく民間修理工場やDIYで安く済ませることもできます

リセール価格の低さ

これはドイツ車に限った話ではありませんが、輸入車は日本車に比べるとリセール価格が安いです

つまり、乗り換える際に買取の価格が日本車に比べて安くなります

こればっかりはどうしようもありません

ただし、これを逆に考えれば中古車なら安く買えるということになります

「値落ちが早い」ということは、中古車を狙うユーザにとっては大きな利点です

最近のドイツ車は5年程度で故障が頻発する様になるということはありません

5年落ちであれば、新車価格のだいたい3分の1程度で買えますのでかなりお得です

例えばベンツのCクラスであれば新車価格はだいたい500万円といったところです

でも5年落ちの中古車であれば、150万円程度で購入できます

いくら5年前の車だと言っても、ベンツであることに変わりはありません

オススメの輸入車

それでは、いよいよオススメの輸入車を紹介します

1位 フォルクスワーゲン ゴルフ

1位はVW(フォルクスワーゲン) ゴルフです

理由は、価格に対する性能が高次元でバランスしていて、非常にコスパが高いからです

フォルクスワーゲンは「庶民の車」と言う意味ですが、その走行性能は世界のベンチマークと呼ばれるゴルフを筆頭に、ドイツ車らしい素性の高さを感じることができます

基本的にフォルクスワーゲンの車は全てオススメできますが、その中でも頂点はゴルフと言えます

現行型のゴルフ7は新車価格がトレンドラインなら254万円からとなっています

決算期になると数十万円の値引きがありますから、実はもっと安く購入できます

グレードはトレンドラインで十分ですが、夜間にもよく走行する人はLEDヘッドライトを装備したコンフォートラインマイスターが良いかもしれません

ゴルフ7はACCなどの先進装備を搭載していますが、

ドイツらしい重厚な乗り味はやや薄くなっています

ちょっと日本車寄りになってしまいました

本来の重厚感、重心の低さを感じたいのであれば中古になりますがゴルフ6をオススメします

ACCなどの先進装備や燃費はゴルフ7に劣りますが、ドイツ車らしい乗り味を残していますし、

価格も100万円を切っているので非常にお得感があります

2位 メルセデスベンツ Cクラス

2位はメルセデスベンツ Cクラスです

1位のゴルフと比べると一気にお値段は高くなりますので、予算が新車であれば500万程度は必要になります

しかし、メルセデスベンツの走行性能・安定感・疲労の少なさはおそらく世界1位だと思います

そのぐらいメルセデスベンツの車はよく出来ています

その中でもCクラスをオススメするのは、値段と性能のバランスがもっとも良いモデルだからです

メルセデスベンツのモデルでももっと安いエントリークラスのAクラス、Bクラスなどありますが、はっきり言ってオススメしません


メルセデスベンツの基準に達してなくて、メルセデスらしい乗り味もないからです

メルセデスらしい乗り味は、このCクラスからと考えていただければ良いと思います

ただし、Eクラスになるとボディーサイズ・お値段共に上がりますから、このCクラスがベストというわけです

もっとも家族の多い方はEクラスが良いでしょうね

乗ってみるとわかりますが、本当にメルセデスベンツはすごい車です

走行性能や安定性能が日本車の高級車と比べても全然違います

それを体感してしまうと、むしろ500万円でも安く感じてしまうでしょう

3位 フォルクスワーゲン ポロ

3位はVW ポロです

ゴルフは7になって、全幅が1800mmになってしまったので駐車場などの都合から選択できない方もいらっしゃると思います

そんな方にはポロをオススメします

ただし、ゴルフと比べると先進装備や走行性能では明らかに劣ります

長距離をよく移動する方はゴルフの方が良いでしょう

4位 フォルクスワーゲン アップ

4位はVWのUPです

「ポロでも大きすぎる!」という方にオススメです

アップは見た目が可愛いので、ちょっと勘違いされがちですが、乗ってみるとすごい車だというのが実感できる車です

コンパクトで車両重量も1トンと軽いので軽自動車と比較されがちですが、中身は全く違います

試乗してみると、走行性能は間違いなくドイツ車です

また、軽いはずなのに乗り心地も良くてびっくりします

ただし、トランスミッションがシングルクラッチ方式なので変速時にちょっと癖があります

もともと車の運転にMT(マニュアル)から入った人であれば違和感はあまりないと思いますが、トルコン式のATから入った人だと、ちょっと戸惑うかもしれません

基本的にVW

オススメがVW(フォルクスワーゲン)の車ばっかりだと思われるかもしれませんが、それはドイツ車の中でもVWはオススメできるメーカーだからです

値段が比較的お手頃なのに、その性能はベンツなどに迫るものがあるからです

VWの車はゴルフが頂点です

ですがどのモデルに乗っても、その哲学は感じられます

ですから、「自分のライフスタイルに合うVWの車を選ぶ」のが間違いのない選択かもしれません

最低グレードで十分

上記のいずれの車もグレードによって価格がかなり上下します

例えばゴルフでも、最低グレードのトレンドラインと最高グレードのハイラインでは約100万円違います

ここではあえて最低グレードをオススメします

理由は高いお金を払ってグレードを上げても、ドイツ車らしさが増すわけではないからです

むしろ低グレードのほうがタイヤの扁平率が高く、乗り心地には有利です

ですから基本的に最低グレードの金額で視野に入れておき、

必要な装備を付け足すイメージで良いかと思います

是非、試乗を

いくら「剛性感や安定感がすごい」などと説明したところで、実感がわかないかと思います

ですから、こればっかりは試乗してみるしかないと思います

試乗する場合は、出来れば1日借りて高速道路を長時間走ってみてください

日本車との違いがよくわかるはずです

一度ドイツ車のすごさを味わってしまうと、

もしかしたらもう日本車には戻れないかもしれません

まずはレンタカーでドイツ車の実力を体験してみてください

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