自動車評論家の言う「セグメント」って?ベンツCクラスはCセグじゃない!?
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/06/EV-segment-European-sales-2017.jpg)
日本の自動車評論家が車の紹介をするときに、
「この車はCセグメントで〜」なんて言ってるのを聞いたことはありませんか?
なんとなく車の大きさのことを言ってるのはわかりますが、
じゃあ、正確にどう言う規格なのかはわからない人が多いのではないでしょうか。
と言うわけで、今回は「セグメント」について正確にはどう言う規格で定まっているサイズなのかを紹介します。
主に欧州の調査会社が策定している
このセグメントと言う規格は、主に欧州の車を調査する会社が策定している規格になります。
全長や価格などで決めているようです。
調査会社によって異なりますが、だいたい以下の5クラスに分類されています。
なお、そのほかにも一部の会社による定義としてFセグメントやLセグメントなどがありますが、
明確な共通定義ではないので除外しています。
- Aセグメント
- Bセグメント
- Cセグメント
- Dセグメント
- Eセグメント
各セグメントにおけるサイズ感
Aセグメント | スモールカー | 全長 約3.5m以下 |
Bセグメント | コンパクト | 全長 約3.5m超 約3.85m以下 |
Cセグメント | ロワーミディアム | 全長 約3.85m超 約4.3m以下 |
Dセグメント | アッパーミディアム | 全長 約4.3m超 約4.65m以下 |
Eセグメント | エグゼクティブ | 全長 約4.65m超 約4.9m以下 |
各セグメントにおけるサイズ感は上記の表の通りですが、
全長の表記に関しては一部の会社の独自定義となります。
ですが、だいたいの車格は把握できるかと思います。
各セグメントの代表的な車
Aセグメント
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/06/K0000287291.jpg)
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/06/01-6-1024x576-1024x576.jpg)
最も小さいこのAセグメントを代表する車は、フィアット500やスマートなどになります。
日本の軽自動車もこのセグメントになります。
Bセグメント
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/06/VW_S001_F004_M003_1_L.jpg)
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/06/bc_platinum_white.jpg)
Bセグメントは日本でいう所のコンパクトカーになります。
日本車ではホンダフィットやトヨタのヴィッツ。輸入車ではVWのポロがそれに当たります。
Cセグメント
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/06/K0000871683-1024x768.jpg)
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/05/K0000512194-1024x768.jpg)
中間的な存在のCセグメントは、Bセグメントよりも一回りの半分程度大きいボディサイズで、
トヨタ オーリス、VW ゴルフが該当します。
Dセグメント
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/06/221836.jpg)
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/05/K0000675616-1024x768.jpg)
アッパーミディアムと呼ばれるDセグメントでは、トヨタ マークXや日産 スカイラインが該当します。
輸入車ではベンツ Cクラス、BMW 3シリーズ、アウディ A4となります。
Eセグメント
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/06/K0000286596-1024x768.jpg)
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2019/06/K0000925841-1024x768.jpg)
5セグメント中、最も大きいEセグメントでは日産 フーガ、ベンツ Eクラス、BMW 5シリーズ、アウディ A6が該当します。
はっきりとした定義はない
ここまで各セグメントとその代表車種を紹介してきましたが、実ははっきりとした定義はありません。
あくまで欧州の各調査会社や自動車評論家などが独自に定義しているにすぎません。
車のボディーサイズも新車が出るたびにどんどん大きくなっていますから、
一昔前の規格では通用しなくなってきていることも事実です。
ですから、セグメントと聞いたら、
「だいたいこのぐらいのサイズ」
「このセグメントの代表車はあの車」
という感じで捉えると良いと思います。
各セグメント毎の代表車種を覚えていれば、セグメントの全長などを覚えていなくても
だいたいどのくらいのサイズかわかります。
また、その代表車種のボディサイズが大きくなると、だいたいそのセグメントの他の車もモデルチェンジで同じ程度大きくなります。
ですから、各セグメントの代表車種と同じボディーサイズと覚えておけば問題ないと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません
検索
みんなが目視してる記事
新たに注入された記事
: DIY
GSR250Sの冷却水(クーラント)を交換
ふとGSR250(正確にはGW250)のサービスマニュアルを眺めていたところ、冷 ...: DIY
GSR250のエンジンオイルをDIY交換(1年半ぶり)
ホビーライダーである私は、バイクの年間走行距離が2,500km程度 GSR250 ...: タイヤ
クロスバイクごときにグラベルキング32Cを装着してしまい、本当に申し訳ございませんでした
この度、かねてより憧れていたあのパナレーサーの超高級タイヤ 「グラベルキング」を ...: バイク
250ccバイクと大型バイクの維持費の差は年額約5,000円
コスパ最強ツアラーにして最高のバイク、GSR250Sに乗ってます が、たまに大型 ...: 自転車
「なんか最近ペダルを漕いでもあまり進まない気がする…」の原因はチェーンでした
私の愛車であるGiant Glide(2012)は購入してから10年が経過 ここ ...点火マップ
ドライバー
ぽりぽり
一度走り出したら運転2時間3時間はあたりまえのロングドライバー。
DIY、工作大好き。中古車検索は毎日の日課です
お問い合わせ