もっと早く買っておけばよかったバッテリー充電器(MP-220)
先日、Youtubeを見てるとあるモータージャーナリストがこんなことを言ってました
「俺の車さ、バッテリーがもう10年経つんだけど、まだ元気なんだよなぁ〜」
「いやー、バッテリー充電器で年に何回かパルス充電してるだけなんだけど、あれが効果あるのかなー」
・・・バッテリーなんて4、5年で寿命だと思ってたので、この発言にびっくりしました
以前からバッテリー充電器には興味がありましたが、イマイチ踏ん切りがつかず、アマゾンのカートに入れっぱなしの状態になってました
んが、この発言に背中を押され、長らくカートに入りっぱなしになっていた充電器をポチってみることにしました
メルテック MP-220
購入したのはメルテックのMP-220です
メルテックのラインナップの中ではわりと上位の機種です
アマゾンでバッテリー充電器を検索すると、中国メーカーの製品がよく見つかりますが、私は日本メーカーの方が信頼できそうだと思ったのでメルテック(大自工業)を選びました
後述しますが、バッテリー充電器って制御がわりとブラックボックスなので、信頼できるメーカーの製品を選ぶことをお勧めします
内容物はこれだけ、シンプルです
ご丁寧に、バイクのような小型バッテリーを充電する時に使う小型クリップも付属してました
スペック
このMP-220は適合バッテリー容量が4Ah~140Ahとなっていて、バイク、軽自動車、小型トラックにも対応しています
最近はいろんな種類のバッテリーがありますが、鉛バッテリーのほか、ISS、AGMにも対応してます
そして今回、なんと言っても重要なのがパルス充電対応という点です
このパルスでバッテリーの電極にこびり付いた沈着物を除去することで、性能を復活させるわけですね!
なぜMP-220なのか?
SC-650 | SC-1200 | MP-210 | MP-220 | MP-230 | |
---|---|---|---|---|---|
鉛バッテリー | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
AGMバッテリー | × | × | △(80%充電) | ○ | ○ |
ISSバッテリー | × | × | △(80%充電) | ○ | ○ |
パルス充電 | × | × | ○ | ○ | ○ |
適合バッテリー容量 | 2Ah~70Ah | 2Ah~140Ah | 4~72Ah | 4~140Ah | 4~176Ah |
充電表示 | LED | LED | LED | 液晶 | 液晶 |
実売価格 | 約5,000円 | 約7,500円 | 約7,500円 | 約8,700円 | 約12,500円 |
本体サイズ/重量 | 約185(W)×145(H)×175(D)mm 約1.3kg | 約225(W)×137(H)×160(D)mm 約1.6kg | 約205(W)×113(H)×158(D)mm 約1.1kg | 約250(W)×133(H)×178(D)mm 約1.4kg | 約278(W)×150(H)×200(D)mm 約2.1kg |
MP-220を選択するまでに、今回比較したのはメルテックの5機種です
SCシリーズはパルス充電に対応してないので脱落
MP-210は適合バッテリー容量が最大72Ahと小さいので脱落
MP-230は値段が下位のMP-220と比べてグッと高くなるわりに、性能にそれ程差がなく、個人的に140Ah以上の車に充電する機会がないと感じたのでMP-220となりました
上の表を見てもらえれば、MP-220のコスパの高さに気がついていただけるかと思います
250ccバイクの充電時間は約1時間30分
さっそく我が愛車であるGSR250に使ってみることにしました
なお、このバイクのバッテリーは、前オーナーが売却する寸前に交換してあるようで、それほど弱ってはいません
なのでバッテリー復活というよりは補充電がメインの目的となります
普通の鉛バッテリーなのでバッテリー選択はSTANDARD、電流はAUTOに設定
とにもかくにも、まずはパルス攻撃でバッテリーのアンチエイジング化をはかります
なお、パルス充電が終わると自動的に通常の充電モードに移行するので、このまましばらく放置します
パルス -> 普通充電で大体1時間30分ほどでした
GSR250のバッテリー容量は8Ahしかないので、まぁそんなもんでしょうか
効果の程がわかったら追記してみたいと思います
ベンツCクラスの充電時間は12時間以上かかる
バイクのバッテリー充電で気を良くしたので、知り合いの人の車を充電させてもらうことにしました
車はベンツ Cクラス(w205)です
一応説明書を読んでみるとバッテリーを充電する場合、救援用端子を使えと書いてありました
ボンネットを開けてみると、確かにプラスの赤い救援用端子があり、マイナスは車体側のねじに接続するようです
バッテリーはAGMとのことだったので、バッテリー選択をAGMにして電流はAUTOに設定しました
もちろん、最初はパルス充電から行いました
が、これが充電が全然おわんない
開始直後のバッテリー残量表示は60%で、わりとすぐに80%表示にはなりましたがそこから100%が全然行かない
朝の9時から充電を始めて、夜の10時をすぎても終わらなかったのでそのまま放置することにしました
次の朝見てみると充電は終わっていたので、おそらく15~18時間くらいかかったと思われます
ちなみにこのベンツ、アイドリングストップ搭載車のため、バッテリーが2個(メイン、サブ)搭載されていて、メインバッテリーはAGMの80Ahでした
途中で電流選択を変更して10Aとかにすれば、もっと早く終わったのかもしれませんが、なんとなくバッテリーをいたわってAUTOが終わるのを待ちました
ちなみにベンツのサブバッテリーって結構なぞなバッテリーで、ボルテージコンバーターなんて呼ばれ方もするみたいですが、これ両方とも充電されてるんだろうか。。
アイドリングストップ用のバッテリーはモード:ISS、
AGMバッテリーはモード:AGM、
で充電することになっていますが、このベンツはAGMバッテリーを搭載したアイドリングストップ車になります。
この場合、モードはISSとAGM、どちらを選べば良いかのか迷いましたが、
大自工業に問い合わせたところ「AGMバッテリーを搭載してるのならAGMを選択してください」とのことでした。
軽自動車の充電に約8時間
すっかりバッテリー充電が楽しくなってしまい、充電したくたまらないバッテリーチャージャーマンになってしまったので、興奮した矛を収めるためにまたまた知り合いの軽自動車を充電させてもらうことにしました
画像はありませんが、この軽自動車のバッテリー容量は32Ahでした
こちらもSTANDARD/AUTOの組み合わせで充電し、約8時間程かかりました
さすがにAUTOだとバッテリーをいたわる設定なのか、充電に結構時間がかかります
それでもバッテリーを長持ちさせる目的で捕充電してるわけで、時間が惜しいからと急速充電してバッテリーを痛めつけてしまっては本末転倒な気がしました
ミニバンの充電はタイムオーバー表示で100%充電できず
もうこうなったらどのくらいのサイズまでいけるのか気になったので、またまた知り合いにお願いして今度はミニバンで充電させてもらいました
が、これが本当にいつまで経っても充電が終わらず、ついに24時間を経過したところでタイムオーバーの表示となってしまいました
どうやら充電が終わらずに24時間経過すると、安全機能が働いて充電がストップするようです
ちなみにこのミニバンの搭載バッテリーは、92AhのAGMバッテリーとサブバッテリーのようでした
このMP-220は140Ahまで充電できるので、サブバッテリーがもし48Ah以上の容量があればメインバッテリーと合わせた容量が上限を超えていることになりますが、流石にそこまで大きいことはないと思います
説明書を読んでみると「バッテリー不良の可能性があります」と書かれてますが、メインバッテリーは2年前に交換済みなのでサブバッテリーの方が弱ってたのでしょうか?
念のため、救援端子に電圧計をつないで電圧を測ってみると、画像の通り12.92Vありました
いやいや、これ充電終わってない?
むしろ電圧だけを見れば100%を超えてる気さえするんですが。。
あってよかったタイムオーバー機能?
メルテックの充電器はお勧めできそう
今回初めてバッテリー充電器なるものを購入してみましたが、メルテックを選んで正解だと思いました
これはメルテックに限らないと思いますが、説明書をよくみてもどのように充電を制御してるかは細かく書かれていないと思われます
ということは、どのような方針で充電するかはその充電器を作ったメーカー次第なわけです
そしてその部分はユーザにはわかりません
であれば、信頼できそうな製品を選ぶことが重要で、間違っても中華メーカーの作った充電器よりは日本製を選んだ方が良いかと思いました
圧倒的に安ければ中華製も割り切って使えそうではありますが、最近の中華製充電器はそこそこ良いお値段がします
であれば信頼できる日本メーカーをお勧めしたいです
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