OGK Ryukiのレビュー。ヘルメットの進化にリターンライダー驚愕?
おっす、おらリターンライダー
10年ぶりにバイクに乗りはじめたぞっ
バイクはいくらか新しくなったけど、いかんせんヘルメットが20年前のアライ
いろんなYoutube見てると、最近のヘルメットは昔と違って色々進化してるらしい
そこで評判の良さそうなOGK Ryukiを買ってみたのでいっちょレビューしてみました
20年ぶりのヘルメット選び
バイク用のヘルメットといえばアライとショウエイという二台巨頭だというのは20年前から変わらないらしい
がしかし、昔と大きく違ってることが一つある
価格だ
今のアライやショウエイでヘルメットを買おうとすると、軽く5,6万はする
5,6万円と言ったら、私が学生時代に買った壊れかけのJadeの値段ですよ。。。
ボロいバイクが買えた値段なわけですよ
どうやらこの20年間でアライ、ショウエイはプレミアムヘルメットメーカーへと昇華し、庶民がたやすく買えるものではなくなってしまったらしい
そこで白羽の矢が立ったのがOGKってわけ
OGKなんて20年前は全くのノーマークだったメーカーだけど、どうやら最近は結構きてるらしい
そんなわけで、OGKの中でもシステムヘルメットとして評判の良いRyukiを買ってみることにしたってわけ
OGK Ryuki(M)
このOGK Ryukiはシステムヘルメットです
(色はホワイトメタリック)
システムヘルメットっていうのは、チンガードがガバッと開閉するアレ
ジェットヘルメットはこのチンガードがないのでやっぱり事故には厳しいと思う
やっぱり男ならチンはしっかりガードしておかないとね、うん
(ちなみにチンは日本語であごのことです、念の為)
最近の女性ライダーってみんなジェットヘルメットをかぶってるけども、女性こそ顔を守るべきだと思うんだ
だから、どっちかといえば女性の方がチンガードが必要だと思うんだよね
男も女もチンを守ろう!
この口元についてる赤いボタンを押すとチンガードが開閉する
横からのシェイプは割と角ばった形で、アライみたいにつるんとした丸型とはちょっと違う
もしかしたら衝撃にはアライみたいな球体に近い方が良いのかもしれないけど、見た目はRyukiの方がカッコ良いと思う
それと後頭部側の首元が浅くなってるので、前傾のきつめのバイクでも後ろの襟元が当たることはなさそうに感じました
小さく入ったRyukiの文字がカッコ良い
システムヘルメット
今までずっとアライのフルフェイスだったので自身初のシステムヘルメットです
なんか、システムヘルメットって良いイメージなかったんですよね
(小汚いおっさんがコンビニでうんこずわりしながらタバコ吸ってるイメージでした、すいません)
が、つけてみるとこれがなかなか良い
まず、フルフェイスだと前方の下あたりがよく見えないから、ガソリンスタンドとか出発前にちょっとバイクを確認したいときはわざわざメットを脱いだりしてましたが、システムはチンガードを開けるだけでOKで面倒な脱着が不要
信号待ちなどでチンガードを開けて素早く水分補給も可能です
また、チンガードを開けた状態でヘルメットを頭に装着すればフルフェイス特有の装着のキツさを回避できます
ヘルメットってぴったり目のサイズで買うわけですが、髪の毛が長く伸びてくるとそれだけでキツくなったりしますし、特に夏場なんかはヘルメットの脱着に力が要ります
くしゃみする時もチンガードをあげるだけで良いので、ヘルメットの中が臭くなりません
ただし、チンガードを上げた状態だと重心が上がるからか、かなり首に負担がかかります
間違ってもチンガードを開けたまま走るとかはできそうにないです
アライ ネオテック2 Vs OGK Ryuki
店頭でネオテック2も試着してみましたが、気になったのがチンガードでした
ネオテック2のチンガードは、Ryukiほどかっちり感が感じられませんでした
Ryukiの方がチンガードを閉めたときの「ガチャっ」っと感があって、しっかり締まったのがわかりやすい気がしました
(ま、そもそも価格の時点でネオテック2は脱落してるわけですが)
リターンライダーが驚くヘルメットの進化
いや、知ってる人にとってみたらあたり前の装備なのかもしれないけど、20年ぶりにヘルメットを買ったこっちからしてみるとすごい進化ポイントなわけですよ
インナーサンシェード
なんとサングラスがヘルメットに内蔵されていて、レバー操作で降りてくるんですよ!(びっくり)
今までは眩しい日はサングラスをヘルメットの上からつけてたんですが、つけたり外したりは割と面倒なんですよ
あと見た目もかなりマヌケだし。。
そんな自分にとって、このインナーサンシェードはまさに神の装備
レバーを動かすだけでサングラスが出たり入ったり
なお、大型のブレスガードと相まって、インナーサンシェードをおろせば外からはほとんど顔が見えません
ミラーシールドは夜になると見えにくくなるけど、これなら夜は上げれば良いだけなのでまさに一石二鳥
ちなみにサンシェードは割と濃いめなので、長めのトンネルに入る時は上げておかないと
「前が暗くてほとんど見えねぇ」
状態になる時があります
マイクロラチェットバックル
「なんだ、そんなことか」
と最近のライダーには思われるかもしれませんが、こちとら20年ぶりの浦島太郎状態なので、こんな装備にもびっくりしたわけですよ
まずね、今までのヘルメットって輪っかに紐を通して、まるでスーツのネクタイを結うみたいな儀式が必要だったわけですよ
あれが地味に面倒だった
それがこのラチェット式になって、ただ奥まで差し込めが良いんだから、参っちゃうよね
しかも、最初から長さ調節をしておけば、ラチェットが止まる最後に位置まで一気に差し込めが良いので、ラチェットの位置調整も不要
ほんと、ヘルメットの進化を感じたよね
ピンロック付きUV,IRカットシールド
このRyukiのシールドはIRとUVをカットするテイジンのシールドが採用されていて、目のまわりの日焼けを防いでくれる
あと、ピンロックがついてるからヘルメットの曇り止めシートを取り付けできるらしい
昔はシールドの内側に曇り止めを塗り塗りしてたのが懐かしいなぁ(遠い目)
まず、ピンロックなんて言葉が当たり前に浸透してることに驚いたし、本当に浦島太郎になってしまったと痛感したYO
曇りが気になったらそのうちピンロックシートつけようかと思ってる
(ちなみに、このピンロック、微妙に視界に入って気になるのは気のせいか?)
インカム取り付けスペース
最近のヘルメットはインカムが当たり前のように装着できるらしい
世のライダーはそんなにグループでツーリングするのだろうか?
ほぼ99%ソロで走ってる自分にはおよそ関係ない装備だけど、一応書いておいた(泣いてはいない)
20年前のアライとRyukiを比較
右が20年間愛用してきたアライのアストロJで、左が今回購入したOGKカブトのRyuki
アライのアストロJはSサイズで、RyukiはMサイズ
比べてみると、ひとまわりRyukiの方がでかい
(Ryukiの帽体はSサイズもMサイズも共通なので、Sサイズにしたところで同じはず)
このアライのアストロJはスネル規格に適合してて、RyukiはただのSG規格なんだけど、なんとなくRyukiの方が頭を守ってくれそうな気がする
特に前後の長さが違ってて、この辺は空力とかに影響してるかもしれない
RyukiのSサイズは頬パッドが自分にはキツくて、長時間つけてると頭が痛くなってきそうだったので1サイズ上のMにしたってわけ
(ちなみにSとMの頬パッドは約10mm厚さが違います)
重量はアライのアストロJ(S)が1,502gで、Ryuki(M)が1,641gでした
システムヘルメットとしては軽量な部類のRyuki(1,641g)ですが、アストロJの1,502gに慣れてる自分にとってはやや重く感じました
ただ、走ってるうちに慣れてきたので自分にとってはたいした問題ではなさそうですが、小柄な女性ライダーにとってはちょっと厳しいかもしれません
(だから女性ライダーはジェット率が高い?)
実際に装着した感想
実は装着前に気になってたのは風の音でした
久しぶりにつけたアライのアストロJが、妙にうるさくて気になっていました
遠い記憶では昔はこんなに煩かった気がしないのですが、ヘルメットって経年劣化で風の音がうるさくなったりするのかな?
シールド周りのゴムとかに劣化は見られない気はするけども。。
んで、Ryukiはレビュー見ると「風の音がうるさい」という書き込みをよく目にしたので気になってました
実際につけて走ってみた感想ですが、
劣化したアストロJよりは圧倒的に静か!
っていうか、Ryukiは密閉感が結構あって、シールドを閉めると外の音がアストロJほど聞こえません
でも新品の時はアストロJもそんな感じだったと思うんだけどな〜(気のせい?)
Ryuki(左)とアストロJの首元の比較
明らかにRyukiの方が開口部分が小さく、風の巻き込みが少なそうです
(このRyukiもアライのネオテック2と比べちゃうと、かなり大きな穴が空いてる感じになってしまうのですが。。)
ともかく、20年もののアライよりは明らかに風の音も静かで、この点だけでも本当に買って良かったと思いました
っていうか、新しいヘルメットってなんか良いよね♩
私みたいにリターンライダーは昔のヘルメットを使うのも良いけれど、安い(とされる)OGKあたりのヘルメットで新調し直すとバイクに乗るのがまた楽しくなること間違いなしです
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