あなたは今、メーター表示では時速100kmで走行しています。しかし実際は時速93kmしか出てません。

メーター

メーター表示上の速度と実際の速度は違うことをご存知でしょうか?

例えば高速道路で制限速度の時速100kmで走行しているつもりでも、多くの車で実際はそんなに速度が出ていません

メーター読み時速100kmでもほとんどの日本車は時速93km〜時速95km程度です

なぜそんなことが起こるのか、またそれによる副次的な作用とは

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かなり大きな法律に定めるスピードメーターの許容誤差

スピードメーターの表示と実際の速度は、タイヤの外径などによっても左右されるため、

「この範囲からこの範囲まではオッケーですよ」という誤差の範囲が決められています

その範囲は保安基準第148条によって以下の数式で定義されています

【2007年1月1日以降に製造された自動車】
10(V1-6)/11≦V2≦(100/94)V1

V1・・・メーター表示の速度(単位 km/h)
V2・・・実測(単位 km/h)

【2006年12月31日までに製造された自動車】
10(V1-6)/11≦V2≦(100/90)V1

V1・・・メーター表示の速度(単位 km/h)
V2・・・実測(単位 km/h)

わかりやすく書くと、例えば時速40kmの時、

2007年1月1日以降に製造された車は実速度が30.9km〜42.55km、

2006年12月31日までに製造された車は実速度が30.9km〜44.4km

の範囲ならOKとなっています

これ以外の数値だと車検に合格できません

主な変更点としては2007年以降は、実速度の早い方がよりメーター表示に近い数値に修正された形となっています

割合でいうと2007年以降製造の車は、メーター誤差が-22.75%〜+6.3%の範囲ならOKとなります

これを見ても分かる通り、メーター誤差は実際の速度が早い方よりも遅い方が許容範囲が大きいことがわかりますよね

だってメーター読みで時速40kmなのに、実際の速度が時速31kmだってオッケーってことなんですから

ちなみに、高速道路の制限速度、時速100kmになると許容範囲は、77.3km〜106.3kmとなります

メーター読み時速100kmなのに実際の速度は時速78kmでも大丈夫なんですから、どれだけ遅い方には大きな誤差があっても許容されているのかがわかりますね

なぜ遅い方にはこんなに大きな誤差が許容されているのか

ではなぜ実速度がメーター速度よりも遅い方にはこんなに大きな誤差が許容されているのでしょうか

その理由は、スピード違反を起こした時に「そんなスピードは出してない!」と主張する運転手とのトラブルを避けるためや、運転手が思っている以上にスピードが出ないようにしている、とのこと

車の速度が事故には相関関係がありますから、安全のために実際の速度を抑えておくというのも自動車メーカーの戦略としてあるのかもしれません

実際にはメーターより早い速度が出ることはない?

車検での誤差範囲は、メーターより実速度が速くても+6.3%までなら許容されるんでしたよね

でも実際には、メーカーが標準で出してくる車でメーターよりも実速度が速い車はほとんどありません

日本車、輸入車どちらもメーターよりも遅い速度で調整して販売しています

軽自動車は誤差が大きい?

一般的に、日本の軽自動車はスピードメーターの誤差が大きいと言われています

だいたい標準タイヤでは8%程度ずれていることが多いです

ずれていると言っても速い方ではなく、遅い方にです

8%ずれているということは、時速100km出しているつもりでも実際は92kmしか出てません

軽自動車だけでなく、日本車はメーター誤差が大きめです

ただ、最近のマツダはメーター誤差は少ないとの報告もあります

一方で輸入車、特にメルセデスベンツは2〜3%程度の誤差の車が多いです

輸入車ならメーター誤差が少ないのかと言われると、VWゴルフなんかは平気で7、8%ずれていたりもします

メーター誤差が生じる要因

車のスピードメーターは、タイヤ(車軸)の回転数とタイヤ外径で表示されています

ですから例えばタイヤを社外品に交換したり、インチアップをしていたりするとタイヤ外径が変わりメーター誤差が発生します

ホイールを交換していなくても、タイヤの銘柄によっても微妙にタイヤ外径は異なるので、タイヤ交換しただけでメーター誤差は発生することがあります

またタイヤが新品の時と磨り減った時でも外径に差が生じます

そのくらいスピードメーターの表示というのは微妙なものなので、車検では誤差の範囲が大きめに取られているのですね

燃費を良く見せかけるため?

ここで1つの疑惑が浮上します

なぜ自動車メーカーはこんなに遅い方に大きな誤差を残したまま出荷するのか?

本当に安全のためなのか?

実は「燃費を良く見せかけるため」とも言えるかもしれません

それはどういうことなのか?

実際のメーター表示よりも実速度が遅いということは、例えば7%の誤差があると、メーター表示では時速100kmなのに実測は時速93kmなのは今まで紹介してきた通りです

これは速度に関しての話ですが、距離に関しても同じことが言えます

つまり、実際には93kmしか走行してないのに100km走行したと運転手には思わせることができます

車にはオドメーターがついています

オドメーターの数字は基本的にタイヤの回転数×タイヤの外径で算出されています

例えば燃料を5L消費したとしましょう

メーター誤差が0の車だと、実際に進んだ距離とオドメーターの距離は同じですから100kmだったら燃費はリッター当たり20kmとなります

これがメーター誤差7%の車だと、

オドメーターの表示は100kmでも実際には93kmしか走行してません

ですから、実際には93km÷5Lで燃費は1リッター当たり18.6kmなのに、運転手は(オドメーターの表示)100km÷5Lで1リッター当たり20kmと"錯覚"します

確かに燃費競争の激しい車ほどメーター誤差が大きい傾向にある気がします

高級欧州車みたいにあまり燃費競争をしていない車はメーター誤差は2、3%と低く、反対に日本の軽自動車のように激しい燃費戦争をしている車ほどメーター誤差は高い傾向にあります

メーター誤差による弊害

スピードメーターが実際の速度よりも遅いことによって、渋滞を引き起こしていることが指摘されています

多くの場合は高速道路での話です

高速道路の制限速度である時速100kmを出しているつもりでも、実際には出ていない車が多いです

自分は時速100kmぴったりで走っているのに、ちょっと速いスピードで追い越して行く車を見た時に

「あの車スピード出してるなあ」と思うかもしれませんが、実はあなたが遅いのかもしれません

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