suaoki ジャンプスターター(700A)のレビュー
今回は、以前購入した「suaoki ジャンプスターター(700A)」をレビューします
実際にバッテリー上がりを起こした車に何度か使用してますので、その辺の感想も含めて使用感などを紹介したいと思います
特徴
このジャンプスターターには主に以下の特徴があります
- ジャンプスターター以外にもエアコンプレッサー、モバイルバッテリー、LEDライトがついてる
- リチウムイオンバッテリーを使うジャンプスターターとしては大容量(57.72Wh(15600mAh))
- ピーク電流700Aによって、ジャンプスタートできる車種の対応範囲が広い(ガソリン車6リッター、ディーゼル車5リッターまで)
- モバイルバッテリーとしてUSB出力があるのでスマホの充電とかもできる
なぜこの商品を選んだか
主にバッテリー上がりを起こした車にジャンプしてエンジンを始動する、いわゆるジャンプスターターの機能を目的に買いました
数あるジャンプスターターの中で、この「suaoki ジャンプスターター(700A)」を選んだ理由は以下の通り
リチウムイオンバッテリーなので、自然放電が少ない
昔からあるタイプのジャンプスターターって、自動車と同じ鉛電池を使っています
鉛電池は安定した出力が得られるものの、デカくて重いです
さらに自然放電も多め
車っていつバッテリーが上がるかわかりません
なのでジャンプスターターって特性上、常に使える状態でないと意味がないと思うんです
その点、リチウムイオンバッテリーは大出力であるにも関わらず、軽くて小さいし、
自然放電も少ないので、ジャンプスターターとしては最適なバッテリーです
大容量
アマゾンなんかでリチウムイオンタイプのジャンプスターターを探すと、
安くて小さいものは多いんですが、どれもバッテリー容量が少ないものが多いです
レビューなんかを見ても、
「いざという時に力不足でエンジンが始動できなかった」
なんてコメントが目立ちました
せっかく持ってても力不足で使えなければ意味がありません
というわけで、57.72Wh(15600mAh)という割と大きめの容量を持っていたことも魅力でした
USB出力がついていてモバイルバッテリーとしても役割も果たすので、震災の時もこれで携帯電話の充電なんかできると便利です
ライトや空気入れもある
LEDライトとか空気入れもついてるので、いざという時に役にたつかなと
まぁ、正直、これは無くてもよかったですね
保護機能がついてる
中華の安いモバイルバッテリーだと、この機能がついてないことが多いです
保護機能がついていない製品だと、間違った操作をするとすぐに壊れてしまうことがあります
プラスとマイナスを間違えるなんてのは最も大きな例ですが、意外とやりがちです
その点この商品は、逆接続に対する保護機能があるだけでなく、
リレーによってケーブルの接続を検知してから電流を流すので、クリップでバッテリーに接続しても火花が出ません
思いもよらぬ出先とかでバッテリーが上がると、人間は焦ります
加えて、早く車に乗って用事を済まさないといけない、などの事情が加わると、普段なら絶対にしないようなミスをしがちです
そういった観点においても、保護機能がついてるのは実際に使ってみて非常に重要だと感じました
エンジン始動後に自動オフも
これも結構重要な機能なんですが、安いジャンプスターターはついていないものが多いです
エンジンが始動した後にジャンプスターターを接続しっぱなしにしておくと、自動車からの電流がジャンプスターター側に流れてきます
そのまま放置しているとバッテリーにダメージが発生し、最悪壊れてしまいます
アマゾンのレビューを見ていても、安いジャンプスターターは「すぐに壊れた」というコメントが多いのですが、
それは保護機能がついていないから、というのが主な原因なのではないでしょうか
その点、この「suaoki ジャンプスターター(700A)」はエンジンが始動すると、3秒以内に自動的にオフになるので安心です
商品詳細
本体以外に以下の付属品がついてきます
- ジャンプスタートケーブル
- エアコンプレッサー用ホース
- USBケーブル(Type-A → micro USB)
- 収納バッグ
- シガーライター用充電コード
- ACアダプタ充電器
- 取扱説明書(日本語あり)
付属のUSBケーブルは接続先がmicroUSBになるので、通常のAndroidなんかはこれで充電できます
また、シガーライター用の充電コードがついてるので、車に乗りながらも充電ができて便利です
本体サイズ
本体のボディサイズは、縦18cm/横18cm/奥行き9cmと、少し大きなタッパーくらい
コンパクトで取って部分も持ちやすく、車の隅にでも置いておけるサイズです
重量
本体の重量を測ってみたところ、約1.3kg(1323g)でした
確かに持ってみると、小さいながらずっしりとした確かな重みを感じます
ケーブル
長さ
ジャンプスタートケーブルの長さは、約25cmです
(コネクタの根元からクリップの根元までの長さ)
一見短い気もしますが、使う分にはあまり困ることはありませんでした
バッテリーのプラス端子とマイナス端子に繋げられる分の長さがあれば事足りるからです
コネクタの形状
ジャンプスタートケーブルはコネクタの形状がプラス端子とマイナス端子で異なっているため、
間違った極性で接続してしまうミスを防げます
各種接続端子
接続端子は、充電用・USB・ジャンプスタート用と別れています
そのため間違って接続する心配がありません
USBは5V出力なのに対して、ジャンプスタート用端子は12Vですから、もしも混同して間違えると大変なことになります
その点、この商品は安心です
バッテリーインジケーター
バッテリーの残量は、この4つのLEDによるインジケーターでわかります
説明書によると、詳細は以下の通り
ランプの色 | 点灯数 | バッテリー電圧 | バッテリー残量 |
---|---|---|---|
緑 | 4つ | 11.7V〜12.6V | 85%〜100% |
黄 | 3つ | 11.1V〜11.6V | 50%〜85% |
オレンジ | 2つ | 10.5V〜11.0V | 25%〜50% |
赤 | 1つ | 10.0V〜10.4V | 10%〜25% |
上記の写真では黄色のLEDまでが点灯した状態になってます(点灯数3)
この状態だとバッテリー電圧が11V台なので、自動車のバッテリージャンプは厳しいでしょう
レビュー
ジャンプスターターとして
購入してから4回ほど使用しました
車はホンダフィット(1.3リッターエンジン)です
対象の車のエンジンが小排気量な1.3リッターなこともあって、力強く始動しました
ただ、果たしてカタログの「ガソリン車6リッター」のエンジンまで始動できるかどうかは疑問です
せいぜい3リッターのエンジン程度までかな、という感想です
とは言え私の車ではジャンプスターターとして十分な効果を発揮しています
モバイルバッテリーとして
私のスマホだと、suaokiのバッテリーがフル充電の状態から、大体2回分は充電できました
しかも、計測したところ電流が0.46A前後は流れているのでそれなりの急速充電になります
普段PCのUSBケーブルから充電すると、スマホが10%程度からフル充電まで5時間以上かかります
しかしこの「suaoki ジャンプスターター(700A)」だと、大体2時間くらいです
私の環境だと、この「suaoki ジャンプスターター(700A)」を使うのが最も早く充電できるくらいです
リンク
まとめ
エアーコンプレッサーやLEDライトは正直おまけ程度の物です
それが目当てなら他の商品を買った方が良いでしょう
しかし、ジャンプスターター兼モバイルバッテリーと考えれば優秀ですし、中国製のくせに割と良くできているという感想です
バッテリーを一旦充電しておけば、ほとんど自然放電しないので、1年程度は放置しておけます
毎年1回、緑ランプまで充電しておけば十分です
使用する機会はあまり多くありませんが、いざという時のために安心できる存在と言えます
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