最近の車ってなんか高くね?と思って調べてみたら予想以上だった
先月の10月、フルモデルチェンジしたトヨタカローラが月別売り上げで1位に返り咲きました
トヨタカローラは初代が1966年に販売されて以降、50年以上の長い歴史を誇る息の長いモデルです
新型カローラの販売価格は1番低いグレードである「G-X 1.8L/CVT」の約194万円(税込)となっています
最近の車の値段に見慣れている人だと、
「ふむふむ、200万くらいか」
となりますが、つい20年前のカローラは120万円で買える車でした
カローラだけじゃなくて、なんだか最近の車はやけに高い気がしていましたが、調べてみると気のせいではないことがわかりました
ここ20年(2000年付近から)で、車の価格がどれくらい高くなったのか調べてみました
トヨタ カローラ
カローラの価格推移
トヨタカローラはトヨタを代表するセダンです
多少、不均一なグラフではありますが、2000年以降、カローラの価格は急上昇していることがわかります
20年前のカローラは約90万円でしたが、現在では約194万円と2倍以上の価格になっています
1991年(7代目)販売モデル
898,000円~
1995年(8代目)販売モデル
910,000円~
2000年(9代目)販売モデル
1,123,000円~
2006年(10代目)販売モデル
1,407,000円~
※トヨタカローラの日本仕様(カローラアクシオ)
[新型]2018年(12代目)販売モデル
1,936,000円~
トヨタ RAV4
Rav4の価格推移
Rav4が初めて登場したのは1994年でした
当時の価格は1,598,000円
2台目になっても価格は抑えられたままでしたが、3台目で一気に40万円近い値上げ、そこから5台目にかけてさらに60万円の値上げを行なっています
初代で160万円だった車が、今や260万円になっています
2000年(2代目)販売モデル
1,598,000円~
2005年(3代目)販売モデル
1,974,000円~
2013年(4代目)販売モデル
国内販売なし
2018年(5代目)販売モデル
2,608,200円~
マツダ MAZDA3(セダン)
MAZDA3(アクセラ)の価格推移
名称こそ変わってしまいましたが、現在のMAZDA3はもともとアクセラという名前でした
アクセラは初代が約140万円でしたが、現行型は約247万円となっています
2003年(1代目)販売モデル[アクセラ]
1,395,000円~
2009年(2代目)販売モデル[アクセラ]
1,660,000円~
2013年(3代目)販売モデル[アクセラ]
1,711,500円~
2019年(4代目)販売モデル
2,470,000円~
ダイハツ ムーブ
ダイハツムーブの価格推移
約20年前の2代目ムーブは約88万円でしたが、現在のムーブは役113万円です
上記で比較してきた普通紙に比べれば、値上げ幅はあまり大きくはありません
しかし1番の廉価グレードは、4代目にしてついに100万円の大台を超えてしまいました
2000年(2代目)販売モデル
878,000円~
2002年(3代目)販売モデル
878,000円~
2006年(4代目)販売モデル
1,018,500円~
2010年(5代目)販売モデル
1,120,000円~
2014年(6代目)販売モデル
1,134,000円~
車の値段が高くなっていくのはなぜか
理由は複数ありますが、代表的なのは以下のものです
- どんどん高くなっていく衝突安全規格に合わせるために補強が必要だから
- 先進安全装置などを追加していくから
- 材料費・人件費が高騰していて、その価格を転嫁しているから
- ドイツ車などの輸入車に対抗するため、車の基本性能を上げる必要があるから
例えば現在の車では装着が義務化されている「ABS」や「横滑り防止装置」は20年前の車にはほとんど付いてませんでした
それらのコストがかかる装備をどんどん追加していくわけですから、値段が高くなっていくのも当然です
車の価格上昇以上に高く感じるわけ
上記の画像はここ30年の日本の1世帯あたりの平均所得金額の推移です
日本人の所得は、1994年に1世帯あたりの所得664万円のピークに下がり続けています
2015年に若干の持ち直しがありますが、それでもピークの1994年には遠く及びません
それで20年前はどうなのかというと、2001年はかろうじて1世帯あたり600万円を超えていましたが、現在では550万円を切っています
ここ20年でみても、1年間に使えるお金が1世帯あたり50万円もなくなっているわけです
つまり、入ってくるお金(所得)は減っているのに、車の値段は高くなっているわけですから、高く感じて当然ですよね
所得の推移を見れば、車の価格上昇以上に我々一般庶民にとって車は高いものになっていってるというわけです
ディスカッション
コメント一覧
初代ヴェゼルのハイブリッドに乗っているのですが、当時はHYBRID-Zで260万円程で基本的なディーラーOP(ドアバイザー、フロアマット、ナンバープレートフレーム等)とコーティング施行含めても諸費用込みで300万でもお釣りが出たのに新型は同等グレードで比較すると初代購入当時と30万ぐらい高くなってて300万オーバー。メーカーオプションのプレミアムオーディオ試聴して音は気に入ったのですが、そうなるとオプションナビを付けたうえで装着可能となるのですが、単体では付けれず他のオプションと抱き合わせなので欲しいオプションがあってもいらない装備の金額まで払わなくてはいけないのもネックですね。
ただでさえ車体価格が高くなっているのにメーカーオプションも抱き合わせでは余計購入しずらいと思います。
コメントありがとうございます!
audiなども
「ナビをつけないと他のオプションを選べないけど、ナビのない車は探しても見つからない可能性がある」
などと言われます。
スタート価格を安く見せかけるためのある種のトリックなのかもしれません。
あれから色々悩んだ結果、カローラクロスを競合させて昨年末(クリスマス後)e:HEV Zのプラチナパールでコネクトナビ、プレミアムオーディオ付を契約しました。初代ヴェゼルも10万キロ越えですが90万の下取り。代車生活を挟み夏ぐらいに納車。だがしかし、先日下取り間近の初代ヴェゼルをスーパーの駐車場で車庫入れの際に他の軽自動車にリアバンパー左角をぶつけてしまいました。見た感じだとボディーパネルやテールゲートは無傷でバンパーのみに傷がありました。自分の不注意とはいえコレで一気に下取りゼロだったらもうネガティブになるしかありませんですね。代車や新車もぶつけちゃいそうで不安になってしまった。
あけましておめでとうございます。
今の車は高いですよね。トヨタのクラウンで廉価グレードでみても、90年初頭が150万、2000年で300万、今では500万以上ですので、価格が上昇してるのは事実だと思います。
最新装備がどうとかいう話もありますけど、そもそも市場価格設定基準が上がってるわけですから、単に先進国はインフレしてるのに後進国の日本はデフレしてるから高く感じるだけではないかと思います。
日本以外の先進国をみると車の値段上昇に合わせて所得も上昇していますが、日本は一部大企業以外では、ほぼ数十年前と横ばいですからね…。
あけましておめでとうございます!
クラウンて90年代は150万円だったんですね、、。
そしておっしゃるように物が高く感じるようになってる背景には、日本人の所得が伸びないことにも触れずにいられませんね。
日本は30年経って最近ようやくその事実に気づき始めましたが、早く所得を上げる方に転換しないと、
我々車好きにとっては買えない車が増えていく一方になりそうです。
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