車ディーラーに就職するのはやめておけ?元ディーラーマンが語る裏側
車ディーラーというとトヨタやニッサンなど、メーカーの名前がついていて憧れの就職先かの様に思えます
しかし今まで車ディーラーで働いていた人たち数人と話をした限りでは、ちょっと想像と違う答えが返って来ることがありました
そんなわけで、元ディーラーマンが語る裏側について紹介します
なお、以下の内容は当時聞いたことを元にしていますから、記憶違いや間違いはそれなりにあると思ってください
信じるか信じないかはあなた次第です
元ディーラーセールスマン(当時26歳)
彼はもともと新卒でニッ○ンディーラーに就職しました
主にセールスマンとして働いていましたが、3年ほどで辞めて別業種へ転職しました
そこで彼が語っていたことを紹介します
車を買わされる
営業マンとして入社した早々に、彼はそのメーカーの車を新車で購入させられたらしいです
車はそのディーラーで売っていたウイン○ロード
単純にディーラーに就職すると車を買わせられるシステムなのか、自分の販売ノルマが達成できなかったから購入しなくてはならなくなったのかまでは聞きませんでしたが、どうやらディーラーに入社すると半強制的に買わされる様な雰囲気でした
当然、大学を卒業してすぐの彼にそんな新車が現金で買えるわけもなく、5年のフルローンだった様です
3年で別の業種に転職しましたが、転職した後も当然にローンは払い続けていました
お客さんだけでなく社員にすら車を買わせるシステムに当時衝撃を受けたのと覚えています(笑)
乗りたい車が選べない
そこで自分が買う車は基本的に好きな車を選ぶことはできず、基本的に自分のメーカーの車を買わなくてはいけない様です
仮にこっそりと他のメーカーの車に買い替えたとしても、他車メーカーの車で出社することは厳禁だったみたいです
その会社の車に魅力を感じて就職してたのなら問題はないと思いますが、そうじゃなかったらかなり辛いですよね
全然欲しくない車を買わされるわけですから
作業ミスは自腹
彼のディーラーでは、作業ミスや発注ミスなどは全て自分で自腹を切るシステムになってると言ってました
例えば、車の整備士だったら作業をミスって車を傷つけた、修理とは別の箇所を破損した、といった場合、自分で責任を取る必要があるらしいです
正規ディーラーと言っても、ペーペーの社員はそもそも給料が20万円を切る様な金額な上に、
そこに数万の自腹を切らされることもあるらしく、相当に厳しい職場なんだというイメージを持ちました
正規ディーラー営業マン、整備士、なんて聞くとカッコよくて華やかな感じがしますが、内部は全然違う様です
元ディーラー整備士(当時28歳)
彼は当時、高級輸入車B○Wの正規ディーラーで整備士として働いていました
数年の後に別業種に転職
彼はあまり当時のことは話しませんでしたが、とにかく口癖が
「ディーラー整備士はクソ」でした(笑)
相当嫌な思い出がいっぱいだったんでしょう
そんな彼もそのディーラーから内定をもらった学生の当時は目を輝かせて喜んだはずです
それなのになぜそんなにまですさんでしまったのかが気になりました
なお、彼のディーラーでは社員は自分の好きな車を買える様でした
だから彼は輸入車メーカーの整備士でありながら日本車に乗っていました
さすがに新入社員がそんな高級輸入車を買わなきゃいけないとなったら目も当てられませんよね
国産車もそうですが、最近の輸入車は故障が発生したらまずはテスターをつけて、
診断機が表示した故障箇所をユニットごと交換するという方式が主流な様です
だから昔ながらの細かい箇所の修理はあまりせず、部品の付け替え作業だけで済ませてしまうことが多いみたいです
自分のディーラーに手に負えないことは民間の整備工場に出します
ちなみに都内のとあるメルセデスベンツディーラーは、道路を挟んだ向かい側にトヨタディーラーがあり、しょっちゅうトヨタディーラーの整備工場にベンツが置いてあるのをよく見ます
もしかしたら整備を委託する業務提携でも結んでるのかもしれません
メーカーに就職する学生(22歳)
彼はまだ学生でしたが、車メーカーであるニッ○ンに内定をもらっていました
話を聞いた限りでは、驚いたことに車は別にそのメーカーの車でなくても良いと言ってました
ディーラーの人間は買う車が限定されるのにメーカーでは自由だというのが面白いですね
メーカーは車を設計・製造する会社。ディーラーは販売する会社です
知らない人のために説明しておくと、メーカーとディーラーは別の会社であることが多いです
つまり同じ名前であるトヨタも、メーカーとディーラーは別物ということになります
最近は車が好きな嫌いかとかは関係なく、安定した就職先として車メーカーを選ぶ学生が多いです
そんな中で彼は珍しく車が好きな子でした
最近の若者としては珍しいですよね
ちなみに彼がその時乗っていた車はスバル レガシー(笑)
じゃあ、なんでニッ○ンなんだ、と全員から突っ込まれたことは説明するまでもありません
彼はまだ内定をもらった段階の学生でしたから目を輝かせて期待に胸を膨らませていました
実際に働き始めた後もあの輝きを保ち続けられるのか、気になるところです
彼とちょうど同じメーカーに、水野和敏さんという有名なエンジニアの方がいました
水野さんはGT-R(R35)の開発者として有名でしたが、ある対談で気になることを話していました
「夢や希望を抱いて入ってきた新人も会社に入って5、6年すると、決まったことしかやらない人間になってしまう」
特に今の車メーカーはそもそも車が好きな人が少ないとも聞きます
そんな中で彼がどんな風に立ち回れるのか、密かに期待しています
4分、9分50秒ぐらいを見てみてください。色々と参考になります
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