ビブラムソールってそんなに良いソールじゃないよって話

靴のソールって、言ってみれば人間にとってのタイヤみたいなものです
その中でもビブラムソールって、ジャングルブーツとか登山用の靴に採用されていて、なんだかすごそうなソールってイメージありませんか?
そりゃ軍隊が採用してるくらいなんで、強そうな感じはしますよね?
少なくとも私はそう思ってました
靴の裏にさんぜんと輝くビブラムソールさえ貼られていれば、どんな荒れた大地にでも乗り込んで行けるはず!
そんなイメージでビブラムソールのついた靴を買ってきました
しかし、そんな靴を買い増して履いていくうちに、
「あれ?このソール、ひょっとしてあんまり良くなくね?」
と思うようになりました
ビブラムソールとは?

ビブラムソールと一言で言っても、実はいろんなパターンがあるらしいのですが、自分が言ってるのは上の写真のようなやつです
土踏まずの部分に貼られたvibramのマークが黄色く光り輝いています
なんとなくパターン的にもコンバットなパターンで、いかにも兵隊さんが履いて何処へでもいけそうな雰囲気を醸し出してます
ちなみにビブラムというのはソールを専門に扱うメーカーで、いろんな靴メーカーに供給しています
ビブラムソールの欠点
実は私はビブラムソールのメーカーや成り立ちについてはほとんど知りません
なので、単純にビブラムソールを使ってみて感じた感想になります
欠点その1:重い

ビブラムソールはソールそのものが結構厚めで、ガッチリとした硬いゴムを使っているのでソール自体がかなり重たいです
私はジャングルブーツが好きで、いろんな種類のブーツを持ってるんですが、
ビブラムソールを採用したブーツは大体片方で1kgくらいの重量があります
なので両足で2kgになります
参考までに書いておくと、ナイキやアディダスなどのスニーカーは片側で大体300g〜400g程度です
どれだけビブラムソールを採用したジャングルブーツが重いのかわかってもらえるかと思います
ビブラムソールを採用していないジャングルブーツは、私が持ってるやつだと大体700g前後です
片側だけで300gも違うんです
もちろんこれは極端な例かもしれませんが、ビブラムソールはそれ単体でかなりの重量があるのは事実です
言ってみれば重量の重りをつけて修行する悟空みたいなものです
アメリカ軍人であれば体力があってへっちゃらなのかもしれませんが、民間人には体力的にきついものがあります
欠点その2:厚い

ビブラムソールは他のソールに比べてかなり肉厚です
なのでビブラムソールを採用した靴を履くだけで、あら不思議
身長が5cmくらい高くなります
シークレットシューズ的な使い方をしたい人にとってはメリットかもしれませんが、これだけ厚みがあると
例えるならば、常に低い竹馬に乗ってるかのような腰高感を感じてしまいます
なんか、すごく高いものに乗ってる感じがして、歩き方もちょっと変な感じになります
欠点その3:スベる

ビブラムソールって、いかにも見た目がグリップしそうなデザインパターンをしてるじゃないですか?
ところがこのソール、
意外とスベるんです
それも雨の日のマンホールの上とか、アスファルトの上に標識のペンキがべったり塗られてる場所とかは盛大に滑ります
もう、ツルッツルです
スケートリンクと間違えるかもしれません
「普通のスニーカーじゃ、そんなに滑らないよね?」
ってくらいに滑ります
雨の日にせっかくジャングルブーツを履いてさっそうと出かけても、他の革靴の人でも滑らないような場所で滑ってしまうんです
これは推測ですけど、ビブラムソールってちょっとゴムが硬質にできていて、硬すぎるんだと思います
登山やコンバットユースでは良いのかもしれませんが、タウンユースには本当に向きません
これはビブラムソール最大の残念な点です
オススメのソール

以上の理由により、私はビブラムソールの靴は買わなくなりました
代わりにジャングルブーツで積極的に選ぶようになったソールがあります
あまり大きな声では言いたくないので、小さな声で言いますね
パナマソールです
このパ◯マソール、元々は熱帯のジャングルを歩くために作られたソールみたいです
上で書いたビブラムソールの弱点が全てありません
軽量ですし、厚みの少ないので自然な感じで歩けます
そして何より、こっちの方がスベりません
見た目はどう見てもビブラムソールの方がスベらなそうに見えるんですけどね・・・
不思議なものです
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません