輸入車のエンジンオイルをDIY(上抜き)で交換すると全量抜けるのか?

DIY,消耗品の交換

マイカーのエンジンオイル交換はいつもジェームスと決めてたんですが、最近の値上がりによってかなりお高い金額になってしまいました

というわけで、今までやりたいと思いつつなかなか踏ん切りのつかなかったDIYによるエンジンオイル交換をはじめてやってみました

私の車の保険料は年12,860円です(しかも輸入車)

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まえがき

今までジェームスでは国産車も輸入車も交換費用が同じだったのですが、最近、国産車と輸入車で料金区分が分かれてしまいました

輸入車のエンジンオイル+フィルター交換料金(1.5L以下/モービル1)

私の車の場合(エンジン排気量1.4L)、いつも入れてるモービル1+オイルフィルター込みだと9,017円もします

国産車のエンジンオイル+フィルター交換料金(1.5L以下/モービル1)

が、同クラスの国産車であれば6,927円です

全く同じ作業なのにも関わらず、国産車と輸入車という違いだけで2,000円以上差があるのが納得できません

(それでもエンジンオイル量が例えば6Lとか7Lとか大量に入る輸入車の場合は、オイル量に関わらず定額のジェームスではまだまだメリットはあるかと思いますが、私の車は全量交換でも3.6Lしか入らないのでジェームスで交換するメリットはかなり薄れてしまいました)

前準備

今回、はじめてとなるエンジンオイル交換に先立ち、必要な物資を調達することにしました

なお、エンジンオイルは上抜きします

そのために購入したのは以下のものです

オイルチェンジャー

本体

オイルチェンジャー

エンジンオイルを上抜きするために絶対必要なもの、それはオイルチェンジャーです

今回購入したのは、こちらの9Lの容量まで対応してるオイルチェンジャーです

このオイルチェンジャーを選んだ理由、それは安かったからです(キリ)

あと、一応9Lまで対応してるので「他の車に乗り換えても使えるかな」という目論見もありました

梱包されているダンボールには商品名が中国語で併記されており、圧倒的な中国製感を感じることができます

内容物

ちなみに本体以外の内容物はこれだけです

ホース4本+説明書1枚

説明書

説明書はペラッペラの紙がたったの1枚というすがすがしさ

紙質があまりにもペラッペラすぎて、新品のはずなのにすでに少し穴が空いてました

説明書のおもて

おもて面は各部の説明

こんなもんは実際に本体見れば大体わかります

説明書の裏

裏面はこんな感じで英語で説明が書かれています

英語で書かれているので、さらっと無視したくなりますが、ここには意外と重要なことが書かれています

原文

Product precautions
Capacity: 9.0L Manual pumping unit
1.Do not use gasoline in this operation.
2.For the sake of safety,Do not use this tool to extract or preserve dangerous chemicals.poison,Corrosive liquid,Alkaline liquids and solvents.
3.Do not use this tool to extract or preserve oil or other flammable objects.
4.Don’t put the product and tubing in the high-temperature zone,Rain and snow,Direct sunlight Places such as.
5.This product is the highest temperature is 85℃
6.The pumping unit must discharge liquid after use,Wash clean,Clean and use: Used to extract lubricating olil and automobiles from machines,Motor oil or brake oil on motorcycle,Water in a fish tank.

Product description
1.Remove the oil ruler from the engine.
2.Insert the tubing into the oil hole,Until it hits the bottom of the oil pan,Connect tubing and liquid inlet cover,Connect the two pumping tubing to the pumping unit with the suction pipe adapter.
3.Pull up the handle to the top position,I’m going to pu it down, The pumping unit will begin to ship.
4.When the liquid in the pumping unit reaches full state,The pumping unit will automatically stop pumping,Loosen the relief valve button on the lid,Get the pump handle back in place.
5.Pull out the tubing and oepn the liquid,Treat oil and wastewater according to your local laws and guidelines.

はい、意味がわかりませんのでグーグル翻訳した結果がこちらです↓

製品に関する注意事項
容量:9.0L手動ポンプユニット
1.この作業ではガソリンを使用しないでください。
2.安全のため、このツールを使用して危険な化学物質を抽出または保存しないでください。毒物、腐食性液体、アルカリ性液体および溶剤。
3.このツールを使用して、油やその他の可燃物を抽出または保存しないでください。
4.製品やチューブを高温ゾーンに置かないでください。雨や雪、直射日光などの場所。
5.この製品の最高温度は85℃です
6.ポンプユニットは、使用後に液体を排出する必要があります。洗浄、洗浄、使用:機械から潤滑油や自動車を抽出するために使用されます。オートバイのモーターオイルまたはブレーキオイル、水槽の水。

製品説明
1.エンジンからオイル定規を取り外します。
2.チューブをオイルホールに挿入し、オイルパンの底に当たるまで、チューブと液体インレットカバーを接続します。2つのポンプチューブをサクションパイプアダプターでポンプユニットに接続します。
3.ハンドルを一番上の位置まで引き上げます。引き下げます。ポンプユニットの出荷が開始されます。
4.ポンプユニット内の液体が満杯になると、ポンプユニットは自動的にポンプを停止します。蓋のリリーフバルブボタンを緩め、ポンプハンドルを元の位置に戻します。
5.チューブを引き出し、液体を排出します。地域の法律とガイドラインに従って、オイルと廃水を処理します。

いくら日本語で書かれてたって、おら説明書なんて読むの面倒だ!

という方のために、重要な点だけかいつまんで説明します

  • ガソリンの交換には使えない
  • エンジンオイルは最高85℃まで
  • 2つのチューブを接続(ここ重要)

以外に重要なのが3点目の「2つのチューブを接続」という部分です

この製品のレビューをみると、

「ホースが短くて届かない」

という意見があるんですが、そもそもこの製品はホースを2つ接続して使う前提なんです

それを説明書も読まずに1本のホースだけで吸おうとすると

「短くて届かねーじゃねーか、ごルゥあああ!」

となるわけです

説明書はちゃんと読みましょう♪

ホースの接続

なお、ホースは10mm,8mm,6mm,4mmの4本です

もっとも太い10mmのホースが他の3本(8mm,6mm,4mm)のホースに接続できる作りになってます

つまり、この10mmのホースは事実上1段目ホースの役割で、実際にエンジンに差し込むのは残りの3本のどれかがその役割になります

1本のホースは大体90cm程度の長さなので、2本のホースを接続しないと間違いなくオイルパンまで届きません

試しに8mmのホースに接続してみた例です

(実際には私の車のエンジンには6mmのホースでも太くて入らなかったので、4mmのホースを使いました)

ホースを本体に接続します

なお、ホースを取り外すとここから吸い取ったオイルを排出することができます

オイルの吸入口が排出口を兼ねているわけです

「なんか空気漏れしそうだけど大丈夫かな?」

と届いた時は思いましたが、以外と気密は取れてるようでした

そして今回よくわからなかったのが、こちらの銅のパイプでした

届いた時にはすでに吸入口に刺さってたんですが、これなんの役割があるんでしょう?

よくわからなかったのと、オイルがついたら洗うのが面倒だったので今回は外して使用しました

(知ってる方いましたら教えてください)

エンジンオイル

エンジンオイルは私が愛用してるモービル1(フューエルエコノミー)です

オイルの持ちも良くて燃費も良くなるエンジンオイルでとても気に入ってます

オイルジョッキ

エンジンオイル用のオイルジョッキって買うと意外と高いので、ダイソーで売ってたこちらの万能メジャーカップ(1L)で代用しました

「オイルジョッキなんて、量が測れればなんでもいいっしょ!」

と思って買わなかったんですが、これについてはちょっと失敗しました

やっぱりオイルジョッキは専用のものがあった方がいいです

理由については後述します

オイルフィルター

今回オイルフィルターも交換するので買っておきました(W712/94)

VWゴルフ用のエンジンオイルフィルターです

初めてオイルフィルターって買ってみたんですが、意外と重量感があってしっかりした作りです(捨てるのがちと勿体無い)

オイルフィルターレンチ

オイルフィルターの交換に必要な工具、オイルフィルターレンチです

上記のオイルフィルターに適合するレンチを調べて購入しておきました

オイル処理ボックス

吸い取ったエンジンオイルの廃棄にはオイル処理ボックスを利用しました

あらかじめカインズで購入しておいたこちらを使用しました

中身はなんとも言えない匂い何かが詰まってました

こいつらがばっちいエンジンオイルを吸い取ってくれるようです

エンジンオイルの交換開始

1.エンジンオイル量を確認

まずは念の為、交換前のエンジンオイル量を確認しておきます

ゲージの大体半分くらいでした

2.エンジンオイルを温める

写真はオイル交換途中で確認したので、交換スタート時よりは温度が下がってます

まずはエンジンオイルを温めて抜きやすくするために、暖気を行いました(10分くらい)

大体水温計の針が80℃を超えたところでエンジンを停止し、オイルが落ちてくるまでさらに10分ほど待ちました

3.ホースを差し込んで吸入開始

前述した通り、6mmのホースが太すぎて刺さらなかったので4mmのホースを10mmnのホースに接続して使用しました

ホースをオイルレベルゲージの穴に差し込んで、ハンドルを15回ほどポンピングしました

やる前は作業中ずっとポンピングし続けなきゃいけないのかと思ってましたが、そうではなかったです

一旦ポンピングしてしまえば、あとはオイルチェンジャー内が負圧に保たれるので放っておけば勝手に吸い込んでくれます

あとはお茶でも飲みながらオイルが吸い込まれるのを待つだけです

ちなみにエンジンオイルを吸い始めた当初の油温は大体50℃くらいだったと思いますが、吸い込んでいくうちにどんどん温度が下がっていき、終わる頃には40℃を切っていました

エンジンオイルは吸い込み始めると、エンジンを再始動して温めることができないので最初の温度が肝心だと思いました

オイルチェンジャーが85℃に対応してるので、余裕を持って70℃くらいから吸い込みを開始するとオイルの粘度と対温度がちょうどいいのかなーという気がしました

今回はちょっと湯温のスタート温度が低すぎたからか、1Lのオイルを抜くのに20分くらいかかってました

4.吸入終了

吸い込み途中

エンジンオイルの吸入が終わると自動的に吸い込みが終わります

このオイルチェンジャーは1つのメモリが2Lになっているようです

最終的に抜けた量はメモリから換算すると2.4L程度でした

本来、上抜きでも2.8Lくらい抜けるはずなのでちょっと少ないかな、という気はしますがこんなもんでしょう(ポジティブ)

(ちなみに2.8Lは以前ジェームスで上抜きを頼んだ時に排出された数値)

5.抜けたエンジンオイルの処理

吸い取ったエンジンオイルを廃油処理ボックスに流し込みます

約2年間で4500km走行したエンジンオイルは結構汚れてました

6.オイルフィルターの交換

オイルが抜けたので次にオイルフィルターを交換します

買っておいたフィルターレンチで簡単に外せました

一応エンジンオイルが垂れるかもしれない、と思ってウェス雑巾で養生しましたが、1滴もたれることなく取外せました

新品のフィルター(左)と、取り外したフィルター(右)

あとは逆の手順で取り付けるだけです

それにしてもオイルフィルターが上についてると交換がめっちゃ楽ですね

そういう意味ではゴルフは上抜きに向いてる車なのかもしれません

7.オイルの注入

新品でもエンジンオイルって意外と濃いんですね。。。

最後にオイルを注入します

ダイソーのメジャーカップにモービル1を1Lの目盛りまで入れて、3回注ぎ込みました

はい、ここで失敗しました

やっぱり専用のオイルジョッキと違って注ぎ口が短いので、エンジンオイルを注ぎ始めのところでこぼしてしまいました

ちゃんとこぼれてもいいように、ウェス雑巾で養生してましたので特に問題はありませんでしたが、単純にこぼると勿体無いですからね

ケチらないでオイルジョッキは専用のものを買いましょう^^;

なお、私の車はオイルフィルターまで交換した場合、注入するエンジンオイルの規定量は3.6Lのはずですが、今回3L入れたところでレベルゲージの半分になりました

なので抜けた量から計算しても、大体500ccくらいエンジンオイルが抜けなかった計算になります

これはオイルの温度が低かったせいなのか、差込が甘かったせいなのか、やり方が悪かったのか、初めてだったからなのか気合いが足りなかったのか、よくわかりまへん

さいごに

ともあれ、はじめてのエンジンオイル交換は特に問題なく無事に終わりました

それにしてもオイルチェンジャーを使って上抜きすると、エンジンオイル交換はめちゃくちゃ簡単ですね

下抜きと違って車をジャッキアップしなくて済むので単純に労力も少ないですし、何より車の下に入り込むリスクがありません

特にこの車のオイルフィルターがエンジン上部についてるというのも大きいわけですが、これなら今後も自分でエンジンオイルの交換をしようと思いました

エンジンオイルの交換費用が高いとお嘆きの方、DIYのエンジンオイル交換どうでしょう?

2021/08/05追記:

エンジンオイルを交換した後、明らかにエンジンの回転がスムースになりました

やっぱり結構劣化してたみたいです

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