【プリウス】アクセルペダル踏み間違えの原因は◯◯だった!今後も増え続ける【暴走】
最近(2019年6月現在)、高齢者の運転による交通事故のニュースが毎日のように取り上げられています
その交通事故の多くの特徴は、
- 高齢者による運転
- プリウス
- アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違え
- 死傷者が複数人
といった点が挙げられます
なぜ、このような事故が増えているのか、
なぜ、ペダルの踏み間違えが発生するのか、
を今回は考えてみたいと思います
事故の事例
まずは最近日本で発生した事故の事例を取り上げてみます
東池袋 自動車暴走事故
【日時】
2019年4月19日
【場所】
東京都豊島区東池袋
【死傷者】
死亡者 2人
負傷者 9人
【運転手の状況】
「アクセルが戻らなくなった」との証言
赤信号を2回無視
ブレーキをかけた形跡なし
【そのほか】
運転手が元官僚だったとの事で話題になりました
大阪市 自動車暴走事故
【日時】
2019年6月3日
【場所】
大阪市此花区伝法5にあるスーパー敷地内
【死傷者】
死亡者 なし
負傷者 4人
【運転手の状況】
「アクセルとブレーキを踏み間違えた」との証言
スーパーの入り口付近にて、バックで数人をはねる
事故の共通点
最近起こった代表的な交通事故を取り上げました
この2つの事故の共通点はやはり以下の点です
- 運転手は高齢者(80代)
- 車種はプリウス
- 直接的な原因は「ペダルの踏み間違い」
- 多数の死傷者あり
なぜプリウスばかりなのか
上記の2件の事故だけじゃなく、ニュースを見ててもプリウスの事故が多い印象を受けてしまいます
それはなぜなのでしょうか?
単純に台数が多い
プリウスは最近でこそ販売台数1位の座を日産ノートに奪われましたが、以前は最も売れる車でした
販売台数1位の常連だったプリウスは世界販売台数1000万代以上、日本国内でも500万代以上売れている車です
他の車種と比べて単純に走ってる台数が多いのです
ペダルレイアウトが悪い
これはプリウスに限った話ではないのですが、ペダル踏み間違えの原因はペダルレイアウトにあると言われています
ペダル踏み間違えの原因
ペダルの踏み間違えはなぜ起こるのか?
その主な原因はまだはっきりとは解明されていません
ただ、運転手からの聞き取り調査によると、慌てやパニックにより操作を誤るケースが多くなっています
柔軟性の欠如
高齢になると体の柔軟性が低下します
ある実験によって、体の柔軟性の低下からペダルを踏み間違う可能性が指摘されています
高齢者のドライバーを対象に、車をバックで駐車してもらい、
右の窓から後方を目視で確認しながらブレーキペダルとアクセルペダルを右足でふみかえる動作を繰り返し行いました
そしてその実験の様子をビデオカメラで撮影したところ、
高齢者は上半身を右側にひねる際に、体の柔軟性の低下から、右足がアクセルペダルのある右側へ移動する傾向が見られました
若年者のドライバーと比較すると、明らかに高齢者のドライバーの方が右足を右側に移動させています
足を右側に移動させるということは、アクセルペダルに足がかかる可能性が高くなります
ペダルレイアウト
車のペダルレイアウトにも問題があると指摘されています
ペダルレイアウトとは、ブレーキやアクセルペダルの配置のことです
こちらをご覧ください
これは理想的なペダルレイアウトの例です
右足をちょっとだけ左前に出せばブレーキを踏むことができます
そしてこちらがプリウスのペダルレイアウトです
ブレーキペダルを踏むのに、かなり右足を左側に持ってこないと踏み込めないことがわかります
アクセルペダルが右足から1番近くにあるために、ブレーキペダルよりも踏みやすいペダルだと言えます
それが全ての間違いです。なぜなら、
ペダルの中で最も重要、かつ、踏みやすいのは
ブレーキペダルでなくてはならないからです
このように、プリウスはペダルが全体的に左側に寄っています
プリウスだけでなく、他のメーカー・車種でもこのようなペダルレイアアウトの車は多く存在します
このような基本的なことができていない車が多いの実情です
「そんなこと大した違いじゃないよ」とか
「そういう車に乗ってるけど、別に問題ない」
という人もいます
しかし、普通ならば踏み間違えなくても、高齢になったり、パニック状態の状況下では、
このような小さな違いが事故を引き起こす大きな差になります
輸入車でも
国産車だけでなく、輸入車にもこのようなアクセルペダルの車はあります
これはとある輸入車の取扱説明書ですが、運転席が左側か右側かでペダルレイアウトが大きく異なります
上は本国などの左ハンドルの場合です
ハンドル中心の赤いラインに対して、アクセルペダル・ブレーキペダルが右側に寄っていることがわかります
一方、下の右ハンドルでは、中心の赤いラインよりも左側に寄っています
ペダルの配置位置が全然違うことがわかってもらえると思います
このように同じ車でも右ハンドルになると、ペダルが左寄りになる場合があります
ちなみにこの車は世界販売台数がトップクラスで、数年前まで日本での販売台数は輸入車トップでした
そんな売れている車でさえ、右ハンドルではペダルレイアウトが悪くなります
そのような理由から、輸入車は日本国内でも左ハンドルのまま乗る方が安全という人もいます
マツダはペダルレイアウトに拘り
正しい操作・運転において一丁目一番地とも言えるペダルレイアウトですが、
国内の自動車メーカーでも重要視しているメーカーがあります
それは最近勢いのあるマツダです
マツダはドライバーに正しいドライビングポジションが取れるようにペダルレイアウトを重視しているだけじゃなく、
今や吊り下げ式が多くなったアクセルペダルにオルガン式を採用しています
オルガン式を採用したことにより事故が86%減少したとのこと
ペダルレイアウトはスポーツ走行において重要な要素なんだと思われてる方が多いと思いますが、実は安全な操作においても重要な項目だと断言できます
「ぶつからない車」などと言った自動運転などの最新機能にばかり注目が集まりがちですが、
ペダルレイアウトのような基本的なことが出来て、初めて予防安全装置を採用するべきではないでしょうか
実は「ペダルの踏み間違え」は若者が最も多い
なぜかニュース番組では高齢者の事故ばかり取り上げられますが、
実は「ペダルの踏みまちがえ」による事故は若者の方が多いとのデータがあります
ちょっと古いデータですが2013年にペダルの踏み間違えが原因で発生した人身事故は約6400件、
そのうち20歳代の運転手が22%、30歳代〜50歳代が10%前後、60歳代が15%、70歳代が17%、80歳代が10%前後となっています
最も多いのが20歳代、ついで2番目が70歳代となっていて、20歳代が1番多くなっています
ただ、警視庁の統計によると2015年に発生したペダル踏み間違えによる死亡事故は58件で、
そのうち65歳以上の運転手が50件となっていることから、
「ペダル踏み間違えは20代が最も多いが、死亡事故に発展する割合が高齢者の方が多い」
と言えそうです
ペダル踏み間違えによる死亡事故は今後も増える
こちらは日本の運転免許保有人数とその年齢の推移を表したグラフです
青いのが2010年
緑が2015年
赤が2020年の推定値
2010年 → 2015年 → 2020年と進んでいくに従って、
若者(25歳、30歳)の免許保有者数は少なくなっていますが、
反対に、70歳代以上の運転手は増えています
死亡事故に発展するペダル踏み間違え事故の要因である高齢者運転手が増えるわけですから、
このままだと「ペダル踏み間違え」が原因となる交通事故はより一層増えることが予想されます
ディスカッション
コメント一覧
トヨタのATでワイヤーが引っかかりアクセルが戻らず暴走したことが身近でもおこっている。
インターネットでも、プリウスのアクセルペダルが戻らず、手で引っ張って戻したという記事も以前みかけた。あらためてチェックしたところ海外含め多くの事例がみうけられた。これらに対する言及をマスコミが全く行わないのはなぜか?やはり、トヨタの政治的権力およびCM広告料の大きさをおそれているからなのか。
長距離、ずっとアクセルを踏みつ続けるということに疑問もかんじ、被告の証言が正しいようにおもわれる。
「機械に異常がなかった」と一日もかからずにけつろんをだしているが、事故で大破した車両をそんなに簡単にしらべられるものなのか。横浜の列車事故では、ソフトウェアのチェックに1月もかかっていたし、それらを調べた形跡はない。
ワイドショーのゲストは検察警察側の言い分をうのみにして裁判中の被告を誹謗中傷しまくっている。「反上級国民」という錦の御旗を楯に、大して高給取りでもない役人に対する学歴劣等感からのヘイトを丸出しにしする。
今回の、王朝交代の可能性を含む皇室の継承権にまで口出しするような巨大企業権力に対する忖度が警察検察官僚、マスコミ、芸能人にあるのではないか。
上級国民だから非難が多いと言うより、嘘つきだから非難されるのでしょうよ。
ワイヤーが引っかかってアクセルが戻らないって、何十年前の車に乗ってるのでしょうか?
公用車のプリウスに乗ってみて,自分が乗っている車と比べるとアクセルペダルが少し左に寄っている感じがした。これが踏み違えの元かな,と思った。
ペダルの位置はめちゃくちゃ重要ですから、その要素は大きいと思いますね。
原因がもう2点考えられます
1、EVやハイブリッド車になって電気モーターによる発進は アクセルを軽く踏んでも 勢いが強くなっている
2、自動車メーカーによっては アクセルペダルと ブレーキペダルの高さに差をつけ 同時踏み時 ブレーキが勝つように設定している
特にトヨタ車はアクセルペダルが軽い傾向にあるので、1の影響は多少なりともあると思います
運転歴40年ですが、確かにペダルのレイアウトはとても重要です。昔、ライトエースに乗っている時、代車で軽自動車に初めて乗り、アクセルとブレーキのペダルが接近していて、しかも左側によっているので、右足をひねるようにして踏む必要があり、とても運転しずらく、これは踏み間違いにつながると実感しました。ライトエースは、タイヤハウスに干渉されないので、足元がゆったりとしていて、軽自動車とは雲泥の差でした。それ以来、軽自動車は1台も買っていません。
確かに軽自動車は右前輪との距離がどうしても近いので、ペダル類を左方向へオフセットせざるを得ない事情はあるかもしれません。
ただ、車格的に余裕のありそうな普通車でさえ、かなり左側にオフセットされてる車もあるので一概に軽自動車がダメとは言えないかもしれません。
踏み間違いが起きるのは踏み間違いが起きる位置にブレーキペダルを設置したあるからだ。アクセルペダルと足幅にも充たない位置にブレーキペダルを設置してあるのだから、上半身の姿勢の崩れに連動して右足のポジションが変われば、踏み間違いが起きる。
右尻若しくは左尻に体重が乗る姿勢・動作はひざが傾倒し、右足のポジションも変化する。
身体的要因だけでなく、踏み間違いを助長する要因は複数ある。履物やマットが滑りやすいと右足の連動は大きくなり、踏み間違いが起きやすくなる。
アクセルペダルとブレーキペダルを右足だけで操作する公道車のペダル様式には元々交通事故を誘発する欠点がある。その欠点が具現化した一つがペダルの踏み間違いによる事故だ。
踏み間違い事故はAT車でしか起きないがそれには理由がある。
ブレーキを踏み込む時、MT車はクラッチペダルとシフトレバーを操作して車輪への動力を一時的に遮断するがAT車ではそのような操作はしない。間違ってアクセルを踏み込んでしまうと動力は車輪にダイレクトに伝わる為、対処出来なくなるからだ。
因みに、左足元に左足用のブレーキペダルを設置してあるクルマでは踏み間違いは起きない。
また、急ブレーキを踏む時、右足をアクセルペダルから移動する必要はないので、瞬時にブレーキを踏むことが出来る。衝突を回避しやすく、衝突時の被害は少ない。
ゴーカート、レーシングカートなどで用いられているペダル様式をAT車に用いていれば、現実は大きく変わっていた。
以下省略
詳しくは当方が運営している以下のサイトを参照して下さい。
HP ペダルの踏み間違い事故根絶の為に
HP 湘南ブレーキペダル
Youtube 踏み間違い事故根絶基地局
長い間 クラウンやセドリックとかマーク2などのFR車に乗ってきた高齢者が、FFの小型車とかプリウスに買い換えたら 踏み間違いの事故が多発してあたりまえ。このペダル配置問題をもっとメディアでも取り上げて、高齢者には買い換えの際に右足を真っ直ぐ伸ばした位置にアクセルのあるFR車を買わせるべきである。どうしてもワンサイズ小さくしたいのならドイツ車の左ハンドルを勧めたいところだが、今はなかなか手に入らない。毎日運転してきた高齢者ほどペダル位置の感覚が身に染みついており、咄嗟にブレーキを踏もうとしてその位置にアクセルがあったら暴走してしまうことぐらいメーカー側もわかっていたはずだがな。とにかく他人の命に関わる案件、運転歴を確認せずに無責任にプリウスやFFベース車を高齢者に売りつけのは絶対やめてほしい。
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