一時抹消してた輸入車の車検をユーザ車検(5万円)で取る

車検

炭鉱の洞穴に保管されてたデロリアンのように、長い間(実に7ヶ月)放置されていた我が愛車

この度、再起動させるべく車検をとることにしました

なお、車検は当然(?)ですがユーザー車検になります

一時抹消した車の車検をとるためには、自賠責や仮ナンバーなど色々なアイテムが必要になります

その取得する過程で必要なもの、注意事項などをまとめました

私の車の保険料は年12,860円です(しかも輸入車)

年間の保険料12,860円の証拠写真

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長い間放置されてた理由

っていうか、そもそも、なんでそんな長い間車を放置していたのか?

簡単に言うと武漢ウイルスの影響で車を使う機会が激減したからです

車は乗っても乗らなくても自動車税は発生するので、長い間乗らないときは自動車税が発生しない一時抹消がお勧めです

一時抹消登録のやり方や詳しい経緯はこちらの記事をご覧ください

ユーザー車検の費用

項目費用
自賠責保険(25ヶ月)20,610
仮ナンバー750
印鑑登録証明書300
車庫証明2,600
検査登録印紙(ユーザー車検手数料)1,100
審査登録印紙(ユーザー車検手数料)1,700
重量税印紙24,600
ナンバー代1,450
テスター・調整代1,000
自動車税31,600
合計85,710

今回のユーザー車検の総費用は85,710円でした

車は排気量1.4Lの3ナンバー車です

ただし、自動車税は4月に登録した場合ですし、車の排気量によっても変わります

自動車税を除いた純粋なユーザー車検の費用は54,110円となります

ユーザー車検といっても同じ車の継続車検であれば、車庫証明も仮ナンバーもいらないのでもっと安くすみます

一時抹消済みの車の場合、その辺の費用がかさみますね

一時抹消済みの車で車検を取るのに必要なもの

一時抹消してる自分の車の車検を取るには以下の書類が必要です

事前に必要なモノ

  • 自賠責保険
  • 仮ナンバー(役所で申請)
  • 印鑑登録証明書(役所で申請)
  • 実印
  • 車庫証明(警察署で申請)
  • 登録識別情報等通知書(一時抹消するとくれるやつ)
  • 自動車税のお金
  • 環境性能割のお金

一般的には必要と言われるけど、実際には不要?な書類

なお、いろんなユーザー車検のサイトを検索すると以下のものが必要だと書いてあるんですが、自分の場合特に求められませんでした

  • 点検記録簿
  • 納税証明書

点検記録簿は以前、軽自動車のユーザー車検の時には求められましたが、今回は聞かれませんでした

納税証明書にいたっては、今まで一回も提出を求められたことがありません(笑)

陸運局で記入が必要な書類

  • 申請書(OCRシート1号様式)
  • 自動車検査表1(バーコードのついてる紙)
  • 自動車重量税納付書(ピンクの紙)
  • 自動車税(環境性能割・種別割)申告書

上の3枚の紙は陸運局においてある(タダ)ので事前に持っていく必要はありません

ここで注意が必要なのが申請書です

よく「ユーザー車検」で検索すると出てくるサイトでは、申請書は専用3号様式となってることが多いのですが、こちらは継続車検用です(車検の有効期限が残ってる人向け)

自分みたいに一時抹消してる人OCRシート1号様式になります

自分がユーザー車検を受けに行った陸運局でも、ユーザー車検の人はこちらの申請書に記入してくださいと置かれていた申請書も3号様式でした。
ユーザー車検では継続車検を受ける人がほとんどで、もしかしたら一時抹消からユーザー車検をやる人は少数なのかもしれません

事前予約

実は予約なしで陸運局に行っても空いてれば検査を受けさせてもらえるそうですが、運悪く一杯だったら困るので事前に予約して行きましょう

車検の予約はこちらから出来ます

なお、軽自動車はそもそも検査場所が陸運局じゃありませんし、予約サイトも別なのでご注意ください

自賠責保険の加入

仮ナンバーを申請するために、有効期間のある自賠責保険が必要です

自賠責保険の加入についての記事はこちらをご覧ください

支払ったお金:20,610円

仮ナンバーの取得

愛車は現在、一時抹消してる状態なので車にナンバープレートがついてません

そのため、陸運局までの間の公道を走行するために仮ナンバーが必要です

仮ナンバーを申請する上での注意点などはこちらの記事をご覧ください

支払ったお金:750円

印鑑登録証明書の取得

実は一時抹消してある車を再登録する場合、印鑑登録証明書が必要になります

これも「ユーザー車検」で検索すると継続車検がほとんどなのであまり情報が載ってませんでした

印鑑登録証明書は役所で申請します

支払ったお金:300円

実印

印鑑登録証明書に登録した実印が必要です

車庫証明の取得

これも一時抹消から登録する場合に必要になります

車庫証明の申請は最寄り警察署です

支払ったお金:2,600円

陸運局

費用

私が今回車検を取るにあたり、陸運局で発生した費用は以下の通りです

支払ったお金:合計60,450円

検査登録印紙: 1,100円
審査登録印紙: 1,700円
重量税印紙 :24,600円
自動車税  :31,600円
ナンバー代 : 1,450円
(テスター・調整代:1,000円)←※ 後述します

(車はエンジン排気量1.4Lの3ナンバー車です)

陸運局では以下の書類3枚に記入します

申請書(OCRシート1号様式)

これがユーザー車検を受けるための申請書になります(繰り返しになりますが、一時抹消済みの車用です)

いっぱい記入するところがあるように見えますが、実際に必要な項目はそれほど多くはありません

ただし、自分の住所をコードで記入しなくちゃいけないのが若干面倒なところです

なお住所コードはこちらでも調べられます

自動車重量税納付書

重量税を支払うための用紙になります

窓口でお金を払うと、この納付書に切手をペタペタと貼ってくれます

自動車検査表1

実際の検査を受ける時に使用する用紙です

ここについてるバーコードを検査場の機械に読み込ませます

基本的に編みかけになってる箇所(グレー部分)だけ記入すればOKです

自動車税(環境性能割・種別割)申告書

自動車税を収めるための申告書です

当日あまり時間がない人は事前にメモっておく

重量税納付書の記入例

自分の場合、会社を途中で切り上げて陸運局に行ったので、そもそもあまり時間がありませんでした

こういう申請用紙って、見本を見ながらその場で記入すると意外と時間がかかるんですよね!

特に私は2年に1回しか陸運局に行かないので、前回のことなんてまーったく覚えてません!(キリ)

申請書の記入にちんたらと時間を使っていたら検査場の時間が減ってしまうと思ったので、私は上の申請書3枚の画像に事前に記入して画像をスマホに入れて持って行きました

当日は、スマホでその記入済みの画像通りに用紙に入力するだけで済みました

当日の記入にかかった時間は5分程度でしょうか

おそらく事前に上記のような画像を用意してなかったら、20分以上ドギマギしながら時間を浪費していたと思います

検査の流れ

事前検査

ユーザー車検では、検査ラインに入る前に車のチェックが行われます

内容としては、

  • 灯火器類(ウインカー、ヘッドライト、フォグなど)の点灯チェック
  • ホーンが鳴るかどうか
  • 車体番号の確認

などです

検査ラインに入る前に検査待ちの車に続いて並んでると、検査場のお兄さんがやってきて検査してくれます

検査

それが終わると実際に検査場のレーンに入ってチェックが行われます

自分が行った陸運局の場合、検査の流れは以下の感じでした

  • 第1ブロック:ローラーに乗ってスピードを40kmまで上げる → パッシング → ブレーキ
  • 第2ブロック:ヘッドライトの光軸チェック
  • 第3ブロック:排ガス検査
  • 第4ブロック:下廻り検査
  • 第5ブロック:窓口

全て問題がないと、第5ブロックの窓口でハンコを押してもらえます

どれかに問題があると、再検査が必要になります

その日のうちであれば3回目までは無料ですが、4回目以降は手数料が発生します

自動車税の納付

検査に合格したら、登録窓口に書類を持っていくと違う建物に行くように言われます

受け取った書類を持って行き、自動車税の納付用紙に記入した上でお金を払います

ナンバープレートの受け取り

自動車税の納付が終わるとナンバープレートを受け取ることができます

ナンバープレート代を払って受け取りましょう

なお、仮ナンバーの申請の時とは違って、ここではナンバー取り付け用のネジをもらうことができます

また、取り付け用のプラスドライバーは陸運局にあるものを借りることができます

車に取り付けてある仮ナンバーを取り外して、新しく受け取ったおNewのナンバープレートに交換します

封印の取り付け

封印用のベースが後ろの左側になるように取り付けましょう

しげしげと眺めてると陸運局のおじさんがやってきて封印を取り付けてくれます

これでユーザー車検は終了です!

あとは取り外した仮ナンバーを忘れずに役所に返却しましょう

お疲れ様でした

注意事項

初心者はハザードライト点灯

ユーザー車検が初めての人はそのようにはっきりと伝えましょう

ハザードライトを点灯させて入場すると、係りの人がやり方を教えてくれます

なお、私は今までユーザー車検は2回くらいやったことがありますが、毎回「初めてです」と言います(もちろん今回も)

だって前回の車検の時のことなんて、さっぱり覚えてませんからw

あと、検査場ってもう目をつぶってもできるくらいのプロ(車屋さん)がくるところなので、出来て当たり前、知ってて当たり前みたいな雰囲気があり、何も言わないとそのようなプロたちと同じ扱いを受けてしまいます

それを避けるために我々一般ピーポ〜は、声だかに「初めてでーすー!」と検査場では叫びましょう

駐車ブレーキとフットブレーキ

駐車ブレーキ(左)、フットブレーキ(右)

検査場では駐車ブレーキフットブレーキという、聞きなれない2種類のブレーキを操作する必要があります

駐車ブレーキとはサイドブレーキのことで、

フットブレーキは単に足で踏むブレーキペダルのことです

とっさにアナウンスされるとわからなくなってしまうので、事前に覚えておくと良いと思います

もしも検査が不合格だったら

検査不合格

もしも検査が不合格だった場合、速やかにテスター屋さんに駆け込みましょう

陸運局の近くには大抵テスター屋さんがいくつかあります

心配な人は車検に行く前にテスター屋さんに寄ってチェックを受けてから車検に行くみたいですが、自分は行きませんでした

結果、ヘッドライトの光軸が不合格でしたが。。。

実際の検査結果。左右のヘッドライト共に規定より左上を向いてました。。。
赤い枠内に入らないといけないのに、青いドットの所に命中

ま、その分の時間を見越して検査場に予約を入れてるので良いんですけどね

なお、自分は事前に調べておいた格安のテスター屋さんでやってもらいました

職人気質のおじさんが陸運局と同じような機械を使って調整してくれました

自分の場合、ヘッドライトの光軸調整のみでちょうど1,000円でした

テスター屋さんの中でもかなり安いほうだと思います

(だって事前に陸運局の周辺で一番安いテスター屋さんを調べておきましたから!)

ちなみに過去2回のユーザー車検ではヘッドライトは未チェックでパスしたのですが、さすがに今回はダメだったみたいです

・・・っていうか、ヘッドライトの光軸って走行中の振動やぶつけた時の衝撃で狂うくらい繊細なものらしいので、過去2回の車検時の運が良かっただけなのかもしれません

事前にテスター屋さんに行かない場合は、あらかじめ場所を把握しておく

私は1円でも安くユーザー車検を上げたいので、事前にテスター屋さんに行きません

ですが、もしも検査で落ちてしまった時のために、事前に近くにある安いテスター屋さんの場所を把握してありました

おかげで、今回ヘッドライトの光軸テストで落ちましたが、スムーズに移動して調整してもらうことができました

ぶっつけ本番でユーザー車検を受ける人は、陸運局周辺のテスター屋さん情報はあらかじめ調べておいたほうがいいですよ

検査に落ちてから調べ始めたのでは、その日に受けられる検査時間が減ってしまいますし、焦ってるので予想外の出費が発生する可能性もありますので

感想

今回、久しぶりのユーザー車検でしたが、なんか陸運局も変わりましたね

だって陸運局といったら、

受付のおじさんから検査ラインのおじさんまでぶっきらぼうで無口

小声で話して何を言ってるかわからない!

初心者に舌打ち!

手順を知らない人を睨みつける!

昔はそんな感じでしたが、最近の陸運局の人はめちゃくちゃ人当たりが良いですね

検査ラインの担当の人たちは若い人も多く、かなり親切丁寧に教えてくれます

また、今回は人生初の検査不合格をくらってしまい、内心焦りましたが時間に余裕があったのでなんとかなりました

やっぱり時間の余裕と事前の準備は重要ですね

それと、ここからはどうでもいい話になりますので文字小さめでいきます

車検場で車屋さんと思われるツナギを着てる方々の中には、かなり車の扱いの悪い人もいました

検査ラインを待ってたらめちゃくちゃ空ぶかししてるGT-R32が横に来たのでよく見たら、運転してたのはツナギを着た金髪女性でした

特に中古屋さんてヤンキー上がりの人多めなので、そういう気合の入ってる人は特に車の扱いが雑っていう感じを受けましたね

もちろん自社の工場で検査ラインを持っていればわざわざ陸運局まで来る必要はないわけですが、小さな中古車屋さんだと持ってないところもあるので、そういう人はお店の人が自走で陸運局まで行く必要があります

ユーザー車検って安く済むという点にフォーカスされがちですが、他人に任せないで自分でやるということで、かえって安心できることもあるような気がしました

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