ゴルフ8で全幅が小さくなった!1.0Lエンジンなら20km/L以上の燃費は確実か?
先日、ドイツのヴォルフスブルクで時期ゴルフ8が発表されました
それを見てびっくりしたのは、全幅が狭くなっていたことです
あらゆる自動車メーカーはモデルチェンジをするたびに車を肥大化していましたが、ゴルフはそれに一石を投じたのだと思います
ともかく、新しく公開された情報を見ていきましょう
ボディーサイズ
- 全長:4,284mm (+19mm)
- 全幅:1,789mm (-11mm)
- 全高:1,456mm (-24mm)
※()内はゴルフ7との比較値
全長は19mmのプラスとなりましたが、全幅は11mm小さくなり、全高も24mm低くなりました
やはり大きな変化は全幅の-11mmでしょう。
ゴルフはこれまで他の車と同様に、モデルチェンジするたびに全幅を拡大してきました
ゴルフ4 | 1,735mm | ±0(基準) |
ゴルフ5 | 1,760mm | +25mm |
ゴルフ6 | 1,790mm | +30mm |
ゴルフ7 | 1,800mm | +10mm |
ゴルフ8 | 1,789mm | -11mm |
ゴルフ4から全幅の推移を見ていくと、5から6になった時が最も大きくなっていてプラス30mm拡大しました
6から7では+10mmの拡大に留まりましたが、このまま全幅の肥大化が続くとゴルフ15あたりで全幅は1900mmにでもなってしまうのではないかと予想していました
これはVW以外の自動車メーカーに対する一石でもあり、車肥大化のアンチテーゼとなって、全幅の拡大に歯止めがかかってくれると良いのですが。
20km/L以上の燃費は確実か
以前、別の記事でも紹介しましたが、エンジンは1.0L、1.5Lのほかディーゼルも設定
さらに48Vのマイルドハイブリッドが組み合わされるので、1.0Lエンジン+48Vマイルドハイブリッドだと相当、燃費が良いと思われます
参考までに日本に導入されてる現行のゴルフ7(TSIトレンドライン)は、エンジンが4気筒1.2LでJC08モードの燃費は19.1km/Lとなっています
このゴルフ7のエンジンからさらに200ccのダウンサイジングした上で4気筒から3気筒に1気筒減らして、48Vのマイルドハイブリッドを追加するわけですから、JC08モード燃費で計測しても軽く20km/Lは超えるでしょう
ゴルフのカタログ上のJC08モード燃費は、経験上、高速道路を時速100kmで走れば簡単に出る数値です
つまりゴルフ8は高速道路を走れば燃費は20km/L以上出ると思われます
車両重量1.2トン近い車が20km/L走るのであれば、もしかしたらディーゼルエンジンはいらないかもしれません
それくらいゴルフ8は環境性能を重視して燃費を向上してきています
先進運転・便利機能
そのほか、ゴルフ8はマトリクスLEDヘッドライトやスマホでロック/アンロックができるモバイルキー、ヘッドアップディスプレイ、ボイスコントロール、時速210kmまで対応する運転支援システム(ADAS)「トラベル・アシスト」などを搭載
「トラベル・アシスト」はすでにパサートには搭載済みで、ハンドルをアシストしてくれます
ただし、運転手がハンドルを握っている必要があり、レベル3までの自動運転には対応してません
惜しいのは自動運転
よくゴルフは「奇数番号がフルモデルチェンジで、偶数番号はマイナーチェンジ」などと言われます
偶数番号である今回のゴルフ8は、液晶モニターの採用や全幅の縮小など、それなりに大きな変更を行なっています
ただし、世間では新車に自動運転機能を採用するのが1つの目玉になりつつある中、ゴルフ8にレベル3程度の運転支援機能がなかった点が惜しいところです
おそらくドイツ御三家(ベンツ、BMW、アウディ)は、次のモデルチェンジでは多くの車が自動運転レベル3、もしくはレベル4相当の機能を採用して来るでしょう
ゴルフでレベル3相当の運転支援機能が搭載されるのはゴルフ9になるのか、ゴルフ8のマイチェンで対応するのかはわかりませんが、ゴルフ9で採用するとしたら相当先になります
難しいことだとは思いますが、コンパクトカーのベンチマークと呼ばれるゴルフですから、他車に先駆けて運転支援機能を搭載してもよかったんじゃないかな、と思ってしまいます
ディスカッション
コメント一覧
レベル2の運転支援ならゴルフ7にも付いていますよ。
本当ですね、「レベル3」と書かなきゃいけないところをずっと「レベル2」と書き間違えていました。ご指摘ありがとうございます!
国産のプロパイロットやアイサイトもあくまで中央分離帯のある高速のストレートで手放しできるだけで、トンネル入る際や合流地点、対面走行やカーブなどではキャンセルされます。
本来技術的に手放しが出来るのはレベル3からなところを極一部で手放しできるからとそれを謳っただけで、使用されている機能としては大差ないレベルでした。
レベル2まではあくまでドライバーが運転の主体である支援システムに過ぎず、規定上の自動運転と言えるレベル3の技術がある市販車はアウディーくらいです。
そのアウディですら法律面の整備の問題に引っかかってしまっているくらいです。
レベル2の運転支援を自動運転などと過信したドライバーによる事故が世界的に起きているので、本来はいつでも操作できるよう片手だけでも手を添えていた方がいいのではないかと思います。
「自動運転などと言ってしまうと勘違いするドライバーが多く、危険だ」
と某モータージャーナリストも言っていました
レベル2まではあくまで運転支援の範疇ですから、少なくともレベル3になるまでは自動運転と言ってはいけないのでしょうね
具体的にどこまで支援するのかはメーカーや車によってまちまちだと思いますが、テスラはハンドルに手を置かなくても走り続けられる唯一の車だそうです(それゆえにアメリカでは事故が頻発してる)
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