自転車保険義務化は車の任意保険で対応できる?各社の特約一覧

車の保険

2020年4月1日から、東京都内で自転車を利用する人は保険に加入することが条例で義務化されます

おそらく現時点では、多くの人は自転車保険に加入していないと思われます

車を所有している人なら車の任意保険に加入してる方が多いと思いますが、東京都で義務化される自転車保険に対応した特約があるのか気になったので、代表的な保険各社を調べてみました

(どうでも良い話なんですが、"自車"と"自車"って一瞬で分かりづらいというか見分けづらいですよね。なのでこの記事中では自車のことを「車」と統一して表記しています)

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車の任意保険による自転車保険の対応状況

特約対応内容および賠償金額サービス名称
東京海上日動(1)○(*1)死亡:300万円、入院:1万円〜自転車傷害補償特約(一時金払)
東京海上日動(2)○(*1)国内:無制限、国外:1億円個人賠償責任補償特約
損保ジャパン日本興亜○(*1)国内:無制限、国外:1億円個人賠償責任特約
SBI損保○(*1)1事故につき1億円自転車事故補償特約
三井住友海上火災保険(1)○(*1)国内:無制限、国外:3億円日常生活賠償特約
三井住友海上火災保険(2)○(*1)無制限自転車賠償特約
あいおいニッセイ同和損保○(*1)国内:無制限、国外:3億円日常生活賠償特約
チューリッヒ○(*1)1億円、5,000万円、3,000万円(国内のみ)個人賠償責任補償特約

*1:オプション(任意保険代+αの金額を払うことで加入できる)

調査した6社は全て特約あり

今回たまたま調査した上記の保険会社は、全て特約で自転車の保険が存在しました

ただし、オプションですからこの特約を追加するには多少の追加料金が必要になります

最も安心できるのはやはり賠償金額が無制限な保険です。ただし過去の判例を見る限り1億円あれば多くのケースで問題ないと言えます

そういった意味ではチューリッヒの賠償金額5000万円、3000万円のプランを除けばほとんどが対応可能と考えて良いでしょう

これ以外の車用の保険会社でも特約を用意してる会社は多いと思われます

ですから車の任意保険に加入してる人であれば、わざわざ自転車用の単体保険に入らなくても、任意保険+αの追加料金を払うことで自転車の保険に対応できます

対人賠償でないとダメ

今回の東京都の条例では対人賠償能力がある保険でないとダメです

だから上記の「車の保険会社による自転車保険の対応状況」一覧にある東京海上日動(1)だけではダメだということです

なぜなら東京海上日動(1)の「自転車傷害補償特約」は、傷害補償であって賠償保険ではないからです

自転車特約はいくら?

保険各社で様々ですが、一例を挙げるとSBI損保では自転車事故補償特約は一日あたり10円となっています

ですから年間では約3650円ということになります

加入しなかったらどうなる?

実は加入しなかったとしても罰則はありません

だから4月1日以降、東京都で保険未加入のまま自転車で走行していたとしても、罰金や禁固刑などは発生しません

犯罪ではないので、当然前科にもなりません

ただし、もしも事故を起こした時には条例違反となりますし、何より莫大な損害賠償が発生する可能性があります

莫大な、それこそ「億単位の損害賠償が発生する可能性がある」という点においては、自転車の賠償保険は車を運転するときの任意保険と何ら変わりはないとも言えます

賠償金額の定めはない?

条例文を見る限り、具体的な保険の賠償金額についての定めがありません

つまり条例上では自転車利用に関する保険に加入してさえいればよく、賠償金額はいくらでも良いということになります

しかし、実際に起こった事故による賠償の例では1億円近い金額になるケースがありますから最低でも1億円の賠償責任能力がある特約だと安心です

賠償金額の例

【ケース1】
賠償金額:約9,500万円
判決日時:2013年7月
内容:自転車に乗った小学生(11歳)が歩行中の女性(62歳)をはねて、女性は意識が戻らなくなった

【ケース2】
賠償金額:約9,300万円
判決日時:2008年6月
内容:自転車に乗った高校生が自転車に乗っていた男性(24歳)に衝突し、障害を与えた

【ケース3】
賠償金額:約6,800万円
判決日時:2003年9月
内容:自転車に乗った男性が横断歩道内を歩行中の女性(55歳)をはね、女性は11日後に死亡した

加入した人の家族も対象に

保険会社によってまちまちですが、保険に加入してる人だけでなく、家族も対象になる場合があります

具体的には以下の人たちです(詳細は保険会社によって異なります)

  • 配偶者
  • 同居してる親族
  • 同居してる未婚の子

保険金を受け取れないケース

自転車の特約に加入していたとしても、以下のようなケースでは保険金を受け取れない場合があります

  • ブレーキが十分な制動装置を備えていない場合
  • 自転車の競技や曲技の練習中の事故
  • 地震や津波による損害など

加害者側の保険

念の為解説しておきますが、基本的にこれは自分が乗ってる自転車が歩行者などをはねてしまった時のための保険です

自分が運転する自転車が車にはねられてしまった場合や、自分が歩いてる途中に自転車にはねらるケースは対象外なのででご注意を

対物に有効な場合も

自転車保険というといわゆる対人、人をはねてしまった時の保険と思われますが、実はそれだけじゃありません

保険会社によっては「他人の財物に損害を与えた時」も対象になるケースがあります

例えば自転車に乗っていて、他の人の車にぶつかってしまい車をへこませてしまった場合などです

(法律上の損害賠償責任を負った場合)

ファミリーバイク特約ではダメ

ファミリーバイクは原動機付自転車と表記される場合があってややこしいのですが、自転車用の保険とは全くの別物です

自転車にTSマークがあれば特約に加入しなくてもOK

自分の自転車にTSマーク(点検日から1年以内)があれば特約に入らなくても大丈夫なことになっています

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