「外出自粛で車に3ヶ月乗ってません。大丈夫でしょうか?」

ガソリン関連,タイヤ,テクニック

「新型コロナウイルスの影響で、車にもう3ヶ月近く乗ってません。大丈夫でしょうか?」

こんなメッセージを頂きました

実は私の車も今年の2月から、約3ヶ月間乗ってません

この3ヶ月間はエンジンすらかけてません

普段、車をレジャーにしか使ってない人には多いのではないでしょうか

しかし車をはじめとする多くの機械類は、長期間動かさないのは良くありません

長期間車に乗らない時に、取るべき対処方法をお教えします

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バッテリー

長期間車を放置する上で、まず気にしなければいけないのはバッテリーです

3ヶ月間に渡って車を放置していると、ほぼ確実にバッテリーは上がります

運よく上がる所まで行ってなくても、確実にバッテリーは弱っています

つまり、いざ乗ろうと思ってもエンジンは始動しません

特に最近の車ほどバッテリーが上がるスピードは速いです

最近の車は停車してる状態でも多くの電力を使用しているので、放置してるだけでバッテリーがすっからかんになってしまうからです

「アイドリングで充電」は×

「たまにアイドリングさせてバッテリーを充電させれば良いじゃん」

と考える人もいると思いますが、これはお勧めできません

最近の車は充電制御といってバッテリーを充電する量を車が管理・制御しています

ですからアイドリング状態で放置していても、バッテリーが充電されるとは限りません

バッテリーにそれなりに電力が残っていると、車が充電する必要がないと判断し発電しないからです

また、アイドリングによってガソリンを消費し排気ガスを出すため環境にもよくありません

ターミナルを外す

車に長期間乗らないとわかった時点で、速やかにバッテリーターミナルを外しておきましょう

現在放置中の車でも遅くはないかもしれません

気が付いた時点でターミナルを外しておけば、残ってる電力で次回にエンジンが始動できる可能性が上がります

スパナ(工具)が必要になりますが、特にお金はかかりません

バッテリーを外しておけば電気は消耗しなくなりますから、バッテリーは長期間保つようになります

元気なバッテリーであれば、ターミナルを外しておけば1年程度放置しても問題ありません

実際に、私の車は2月の時点でバッテリーターミナルを外してあるので、今でも12.7v以上の電圧を保持しています

ガソリン

知らない人も多いかと思いますが、実はガソリンにも使用期限があります

石油販売大手のJXTGは、以下のように説明しています

Q:ガソリンが劣化しない保管限度はどのくらいですか?

A:弊社では、燃料油に関して、品質保持期限(保証期間)を設けておりません。燃料油は光・保管温度・水分・空気との接触等により、品質に影響を受け、お客様の保管状態によって、この影響が異なるためです。

一般的には気温の変化が少ない冷暗所の保管であれば、ガソリン・灯油・軽油は半年程度、A重油は3カ月程度使用に関して問題ないものと思われます。ただし、購入から上記期間内の品質を保証するものではありませんので、早めの使用(入れ替え)を推奨します。

https://www.noe.jxtg-group.co.jp/faq/gasoline/

(要約)

特に期限はないけど、保管状態によって左右するよ。
保管状態が良ければ3ヶ月くらいは劣化しないけど、保証はしないよ

ですから、目安は3ヶ月と考えて良さそうです

では、それを超えるとどうなるのか?

1年を超えるとエンジンが始動しずらくなる

実際に私は、ガソリンを1年以上放置したことがあります

エンジンを始動しようとすると、セルモーターは回るのですがエンジンはかかりませんでした

そうです、ガソリンが劣化するとエンジンがかかりにくくなるんです

その時は、ガソリンをタンクから一旦全て抜き取り、新しいガソリンを入れたら問題なくエンジンはかかりました

しかし、それはバイクだから簡単にできましたが、車ではそう簡単にはいきません

また劣化したガソリンは色も変色しますし、燃料フィルターの詰まりの原因にもなりますから車にはよくありません

ガソリンは少なめで保管

長期間車に乗らない時、ガソリンは

「満タンか、空っぽのどちらかで保管」

とよく言われます

通常時であれば、私は満タンで保管するのを推奨しますが、このコロナはいつ収束するのかがわかりません

満タンで保管しても、次回に乗れるのがいつになるのかがわかりません

もしも次回に乗るのが1年後になってしまった場合、せっかく満タンにしたガソリンが全て劣化してしまいます

ですから、今回は「ガソリン少なめ」で保管することを推奨します

本当は空っぽが理想ですが、限界まで燃料タンクを空に近づけると燃料ポンプに負担がかかる可能性があります

ですから少なめなんです

自粛が解除されたら、速やかにガソリンを入れましょう

そうすることで、古くなったガソリンをフレッシュなガソリンで薄めることができます

ヘドロのような泥水に、綺麗な水を足して薄める感覚です

タイヤ

タイヤは空気圧の低い状態で長期間放置すると、タイヤのゴムが変形してしまう可能性があります

タイヤって一見すると丸く見えますが、実は新円ではなくちょっとした歪みがあります

その歪みが長期間放置することでひどくなる可能性があります

タイヤが歪むと、走行中の音や振動の元になります

特に扁平率が低く、ゴムの部分が薄っぺらいタイヤほど空気圧が低くなってることに気が付きにくいので注意が必要です

空気圧を高めに

長期間放置するときは、タイヤの空気圧を高めに入れておきましょう

指定の空気圧より10%近く高めに入れておくと良いと思います

例えば指定の空気圧が2.2kPaだった場合、2.4kPa程度まであげておきます

タイヤは放っておいても自然と空気が抜けていきますから、その意味でも高めに入れておきましょう

実際、私はもっと高めに空気を入れておきます

ワイパー

細かいことですが、ワイパーはそのままの状態にしておくとフロントガラスから降りてくる雨水やゴミを全て受け取ってしまいます

チリやゴミに晒され続けるとワイパーゴムが早期に劣化する原因にもなります

ワイパーを上げておく

良くスキー場で見かける車のようにワイパーを上げておくことで、フロントガラスからの雨水やゴミを受けなくなります

結果、ワイパーゴムが痛みづらくなり、長持ちします

正直ワイパーゴムはそんな高額な消耗品ではありませんが、輸入車の場合は正規ディーラーに依頼すると結構な金額を取られます

そういう意味ではやれることは事前にやっておくと、車の維持費を節約することにつながります

最後の手段

以上、新型コロナウイルスの影響で長い間車に乗らない場合の対処方法を紹介してきました

しかし、中にはこんな方もいらっしゃると思います

「コロナが収束しても、車に乗る機会が減りそう」

「収入が激減して車を維持できない」

税金の安い軽自動車に乗り換えたい

そういう方は、残念ですが車を売却するということも検討に入れる必要があります

車は機械ですから、乗らないと調子が悪くなります

調子が悪くなると、売却価格も下がります

ですから調子の良いうちに売ることを視野に入れる必要があるんです

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