輸入車でリセール価格を気にするならSUVがお得！ワゴンとの売却金額を比較

SUV全般,考察

輸入車でステーションワゴンかSUVのどちらにしようか迷っている方は多いのではないでしょうか

輸入車で人も荷物もそれなりに積める車が欲しいけど、ワンボックスはちょっと・・・

となるとステーションワゴンかSUVというのが現実劇な選択になると思います

さらに、輸入車を数年おきに乗り換える人にとってはリセール価格も気になる所だと思います

輸入車ではワゴンよりSUVの方がリセール価格が高い

輸入車は一般的に国産車と比べて、価格の値下がりが激しいです

フランス車や高額な車では新車から３年で半額程度になってしまうことも珍しくありません

そんな中でも、最近人気のSUVは買取価格がステーションワゴンに比べて明らかに高い傾向にあります

アウディ

価格の近いアウディのA4 アバント（ステーションワゴン）とSUVのQ3を比較してみましょう

新車価格

アウディ　A4アバント

新車価格　447万円

アウディ　Q3　（２L）

新車価格　469万円

比較的近い値段のモデルを選びましたが、Q３の方が約20万円高となっています

しかしながら輸入車は新車購入時のオプション次第で20万円などどうとでもなってしまいます

また、売却時のリセール価格にオプションの値段はほとんど反映されないため、２０万円差はないと考えても良いと思います

中古車価格

上記の２車種を下記の条件で検索してみます

• 年式は４年落ちの２０１５年から
• 走行距離は年1万kmとして4万kmまで
• 修復歴なし
• 価格が安い順に並び替え
• Q３は２Lモデルで限定

アウディA4アバントは車体価格が175万円からスタートし、安い順に並べた８台目までの価格が234万円となっています

同様に安い順に並べたQ３は210万円から278万円のレンジとなっています

（※2019年5月23日時点でのカーセンサー調べ）

A4は175万円〜234万円

Q３は210万円〜278万円

上記の価格は買い取り価格ではなく中古車販売価格となっていますが、

車を売却する場合は上記の金額から買取業車の利益を除いた価格になるため、

結局、買い取り価格の差はステーションワゴンとSUVでは変わりません

というわけで、ステーションワゴンよりSUVの方が約３０万円〜４０万円高い価格差で売れることがわかります

同じ年式、同じオプション、同じ走行距離でも、

SUVの方が買い取り価格が高いので、乗り換え前提で購入を検討している方はSUVの方がお得ということになります

VW（フォルクスワーゲン）

次にフォルクスワーゲンで比較的価格の近い、パサートヴァリアントとティグアンを比べてみます

新車価格

パサート　ヴァリアント

新車価格　３５８万円

ティグアン

新車価格　３６９万円

こちらもSUVのティグアンの方がパサートヴァリアントよりも約１１万円高くなっています

しかしグレードやオプション次第でどうとでもなってしまう金額の範囲内かと思います

中古車価格

こちらもアウディと同じ以下の条件で検索してみます

• 年式は４年落ちの２０１５年から
• 走行距離は年1万kmとして4万kmまで
• 修復歴なし
• 価格が安い順に並び替え

パサートヴァリアントの中古車車体価格は、１３６万円から始まり、安い順から８台目が１８４万円となっています

ティグアンは１７２万円から２０７万円のレンジとなっています

（※2019年5月23日時点でのカーセンサー調べ）

パサートヴァリアントは136万円〜184万円、

Q３は172万円〜207万円

というわけで、こちらもSUVのQ３の方が、ステーションワゴンであるパサートヴァリアントよりも約２０万円〜３０万円高いことがわかります

国産車では大差なし

輸入車のステーションワゴンとSUVの比較を見てきましたが、国産車ではその差はほとんどありませんでした

例えばトヨタでは、

ワンボックスのノア

ステーションワゴンのプリウスα

SUVのCH-R

で比較しましたが、特に輸入車のような価格差は見つけられませんでした

他メーカーのマツダでも比較的価格の近い、アクセラスポーツとCX-3を比較しましたが、こちらも特に差は見受けられません

おそらく日本車は輸入車に比べてそこまで中古車価格が急激に下がらないことが要因なのかと思われます

輸入車は新車で車を購入してもびっくりする速さで中古車価格が下落します

しかし、SUVであれば人気があるのでステーションワゴンよりも価格の下がるスピードが遅いといった方が正確かもしれません