乗らなくなった車を一時的に廃車しました【悲報】
私ごとではありますがつい先日、車を一時的に廃車しました
「一時的に廃車」とはナンバーを切ったという意味です(正確には一時抹消登録と言います)
ですから私の車には今、ナンバープレートがついていません
なぜ今回私が一時的に廃車にしたのか、その理由や手続き方法などを紹介します
一時的に廃車した理由
なぜ今回、車を一時的に廃車したのか
それは、コロナウイルスの影響で車を使用する機会が激減したからでした
今年に入ってからは2月に乗ったのを最後に、実に5ヶ月ほど乗ってませんでした
私は目的がないと車には乗らないタイプなのですが、コロナによって目的を失ってしまった現在、車を使う機会が消滅してしまったんです
それと、車検が今月(7月)で切れてしまうことも理由の一つでした
今、継続して車検を受けたところでおそらく今年いっぱいは、ほぼほぼ車に乗らない生活になることが予想されます
であるならば、
「いっそのこと、車検は受けなくてもいいのではないか」
と思い始めました
公道を走らないのなら一時抹消しておくことで、その期間中の税金がかかりません
そういった理由から、一時抹消登録をすることにしました
一時廃車の手続き
車を一時廃車にするために私がとった行政、民間手続きは以下の通りです
1. 一時抹消登録
一時抹消登録とは、その名の通り
「一時的に車を使わないよ」
って人のための手続きです
抹消してる期間は自動車税が発生しません
また、年度の途中なら払いすぎた自動車税の還付を受けることもできます(普通自動車であれば)
具体的な手続きのやり方はこちらの記事にまとめてますので、こちらをご覧ください
なお、一時抹消登録をすると車検が切れます
なので、なるべく車検の切れるタイミングでやると無駄がありません
それから、ナンバーを切る→再取得という流れになりますので自動的にナンバープレートの数字は変わることになります
ナンバーの数字にこだわりのない私にとっては全く問題ありませんでしたが、人によっては気になるところかもしれません
2. 自賠責保険の解約
自動車税と同様に、自賠責保険も解約することで払いすぎた分を取り戻すことができます
私の場合、車検が切れるタイミングということもあり自賠責保険の残り期間は1ヶ月程度でした
返還金額はわずか840円でしたが、返還手続きをしてみることにしました
3. 重量税の還付
車の車検を受けるときに支払う重量税ですが、こちらも途中で廃車する場合は還付を受けることができます
しかし私の場合、車検が切れるタイミングで一時抹消したので残りの有効期限が1ヶ月を切っており、還付金額が0円だったので特に手続きは行いませんでした
4. 任意保険の中断
任意保険についても基本的には年度途中の解約になると、払いすぎたお金を返してもらえます
保険会社に電話して確認したところ、私の場合も少額ですが返してもらえるとのことでした
ただ私の保険会社の場合、中断証明書を持って再開するときにちょっとばかし問題がありました
結論から言えば、私は任意保険は解約しないほうが得策であると判断し、継続することにしました
その辺のことはこちらの記事に書いていますので、気になる方はご覧ください
車を長期間放置するために
この車は一時的に乗りませんが、またコロナが収まったら乗るつもりです
なのでそれまでの間、できるだけ良い状態で保存しておくことがとても重要になります
そのために私が実施した車保管計画の全容を紹介します
1. バッテリーパージ
長期間車に乗らないので、そのまま放置していたのではバッテリーが上がってしまいます
そこでバッテリーのケーブルを取り外して接続を解除しておきます
こうしておくことで、仮に1年間車を放置していてもバッテリーが上がることはありません
具体的なやり方についてはこちらの記事をご覧ください
2. タイヤの空気
タイヤの空気は車に乗らなくても自然に抜けていきます
また長期間にわたって同じ場所に車を止め続けると、タイヤがたわんだ状態で固まってしまいます
そうなると、高速走行時に変形したタイヤから振動が発生する場合があります
ですから理想的には車全体をジャッキアップしておき、タイヤを地面から離した状態で保管しておくとタイヤの変形が防げます
(バックトゥザフューチャー3で70年間保管されていたデロリアンは、よく見るとちゃんとジャッキアップされてます!)
ただ私はそこまでは出来なかったので、タイヤの空気圧を上げておくことでなるべくタイヤの変形を避けるようにしました
私の車の普段のタイヤ指定空気圧は2.3kgf程度ですが、3.0kgfまで上げておきました
こうしておくことでタイヤが張った状態を保ち、たわみを防ぐことができます
気休め程度かもしれませんが、やらないよりはマシでしょう
また、3ヶ月おきくらいにタイヤをローテーションして、地面に接地してる面を変更します
3. ワイパーを立てる
非常に細かい話になりますが、長期保管に備えてワイパーも立てておくことにしました
「なんで雪も降らない夏にワイパーを立てるの?」
と思われるかもしれません
その辺の理由はこちらの記事の「ワイパー編」に書いてありますので、よろしかったらご覧ください
4. ガソリンを空っぽに
車を長期保管する上において、ガソリンの鉄則は「満タン」にしておくことです
なぜなら満タンにしておくとガソリンタンク内の空気が少なくなるので、空気中の水分によるタンク内のサビを防げるからです
しかし私はあえて満タンではなく、空に近い状態で保管することにしました
その理由は、ガソリンの劣化を避けるためです
ガソリンは半年を過ぎると劣化し始めて、1年程度経過するとかなり質が落ちます
電子制御式のエンジンではよくわからないかもしれませんが、キャブレター式のバイクに乗ってるとよくわかります
今回、おそらく私は6ヶ月〜1年程度車に乗らないと想定しています
その場合、ハイオクガソリンを満タンにして保管してしまうと、再開時にはすでにガソリンの劣化は進んでいることになります
せっかくお金を払ってガソリンを入れるなら、出来るだけ乗る前にフレッシュなガソリンを入れたいわけです
でもガソリンを物理的に抜くわけではありません、走って消費しました
今私の車のガソリンタンクには計算上、7L程度しかガソリンは入ってません(満タンで55L)
5. サンシェード
私の車は青空駐車場に停まっています
ということは常に太陽からの光を浴びている状態です
そのままでは紫外線による劣化が避けられません
というわけで、しっかりとサンシェードをつけておきます
私にとっては普段からの習慣ではありますが、今までつけてない人は長期保管時には絶対につけておくことをお勧めします
ダッシュボードやハンドル周りの劣化を大幅に抑えられます
6. ドア窓用サンシェード
以前、後席のドア窓にはDIYでフィルムを貼りました
しかし、とうぜんですが前席の窓にはフィルムがありません
ということはお日様からの光が前席の窓から入ってシートやハンドルに当たり、劣化が進んでしまいます
地下駐車場の人は心配ないかもしれませんが、これから夏を迎える青空駐車場では深刻な問題です
特に輸入車は天井の内張がはがれることが多いので、なおさら対策が必要です
ドアガラス用サンシェードを買ってもいいのですが、なるべく出費を抑えたかったのでダンボールで自作することにしました
DIY
自作するやり方としては、
- 新聞紙などを窓枠に当てて鉛筆で窓枠に沿ってなぞる
- なぞった線に沿って、ハサミで新聞紙を切る
- 出来上がった新聞紙の型をダンボールに当てて、ダンボールを切る
という手順になります
文字にすると簡単そうに見えますが、実際にやってみると正確に作るのは意外と難しいです
時間をかけて正確にダンボールが切れたと思っても、実際に窓枠にはめてみると大きすぎたり小さすぎたりということが発生します
理想的には、窓枠にあるゴムと窓ガラスの間に入り込むようにダンボールを差し込むと長時間立ってもダンボールが外れません
大きすぎる分には窓枠にはめながら切って修正できますが、小さすぎると修正できないので注意しながら作業しましょう
きっちりとフロントガラスへのサンシェードと窓枠サンシェードを取り付けると、真昼間であるにも関わらず車内は陽の光が届かない真っ暗な状態になります
「自作は時間がなくて面倒だ」
「ダンボールだと見た目が・・・」
という人は既成の製品を買うのも手です
とにかくこれからの暑い夏に備えて、窓から降り注ぐ光を押さえましょう
カーカバー
サンシェードは車の一部しか保護できません
もし青空駐車場に停めてる車でボディ全体を保護したいのなら、いっそのことカーカバーをつけてしまうのもありです
カーカバーなら雨風も防げてボディに対する劣化も抑えることができます
カーカバーは付け外しが少し面倒なのですが、長期間保管する場合はつけっぱなしで良いので楽です
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