VW、アウディの車をリコール検索する時は要注意
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2020/06/00000016517_1.jpg)
フォルクスワーゲン(以下、VW)もしくはアウディの車をリコール検索する人は注意してください
この両者のリコール検索サイトには、悪質な落とし穴があります!
VW,アウディのリコール検索サイト
まずは、それぞれのリコール検索サイトを紹介します
基本的には以下のホームページにお持ちの車の車台番号を入力することで、リコールが検索できます
VW
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2020/06/スクリーンショット-2020-06-23-9.56.00.png)
アウディ
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2020/06/スクリーンショット-2020-06-23-9.56.11.png)
悪質な落とし穴
この両者のサイトには、悪質な落とし穴があります
それは、
もし車台番号を間違えて入力してしまっても、
「"リコールはありません"」
と表示されてしまうことです
VWのリコール検索例
これだけだと話がよくわからないと思うので、VWのリコール検索サイトでの例をご覧ください
![VWのリコール検索サイト](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2020/06/スクリーンショット-2020-06-23-9.42.13.png)
上の画面は、VWのリコール情報検索サイトです
車台番号の欄に、
「AAAAAAAAAAAA」
と入力しています
当然そんな車台番号の車はありません
しかし、これで検索してみると
検索結果
![未実施の改善措置(リコール等)はございません](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2020/06/スクリーンショット-2020-06-23-9.47.19.png)
「未実施の改善措置(リコール等)はございません」
と表示されます
普通なら、
「該当の車が見つかりませんでした」とか、
「車台番号が間違っています」
が普通なはずです
入力した車台番号には該当がないはずだからです
ですから、このリコール情報検索サイトでは、
仮に間違った車台番号を入力していたとしても、入力したユーザはそのことに気がつきません
本当は自分の車はリコールの対象なのかもしれないのに、間違った車台番号を入力していることに気がつかないのでリコールがないのかと勘違いする可能性があります
ちなみにアウディのリコール検索システムも同様です
アウディの例
![アウディのリコール検索例](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2020/06/スクリーンショット-2020-06-23-10.07.38.png)
アウディのリコール検索サイトに、今度は、
「ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ」
というアルファベットのAからZを入力して検索してみます
当然、そんな車台番号の車はありません
検索結果
![アウディのリコール検索](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2020/06/スクリーンショット-2020-06-23-10.03.21.png)
「検索された車両は、改善措置が無いか、全て対策実施済みです。」
VWと同様に、リコールが無いと錯覚させるテキストが表示されます
ベンツのリコール検索
ちなみに、同じドイツ車メーカーであるメルセデス・ベンツはこのような悪質なシステムにはなってません
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2020/06/スクリーンショット-2020-06-23-10.26.58.png)
試しにベンツのリコール情報検索サイトで、同様に「AからZ」の車台番号を入力して検索してみると、
![](https://dodddon.com/wp-content/uploads/2020/06/スクリーンショット-2020-06-23-10.27.09.png)
「入力エラー」
「正しくない車台番号が入力されました。再度ご確認の上入力してください。」
と表示されます
システムとしてはこれが正常です
意図的な仕様か
ご存知の通り、車台番号は17桁の英語と数字の組み合わせです
そんな長いテキストを正確に入力するのは、ややユーザにとってハードルが高いものです
特に高齢者は老眼の方が多いので、ただでさえ不慣れなウェブシステムに文字を正確に入力するのは困難が付きまといます
そんなシステムで間違った入力に対してエラーを表示しないシステム
私は、これらは意図的な仕様であると考えています
つまり、あまりリコールを検索して欲しく無いという意図が隠されている、ということです
これらのサイトには入力内容を検証するバリデーションがありません
車台番号は英数字だけのはずですが、仮に@(アットマーク)とか$(ドルマーク)みたいな記号を入力してもエラーになりません
さらに、その結果表示されるのはエラーではなく「リコールはありません」の文字
これはシステム開発を行う人間からしてみたら、ありえないことです
そこには明確な意思、仕様がかいま見えます
ちなみに、今回紹介したVWとアウディのリコール検索サイトはどちらも、
recall-search.jp
という共通したドメインです
つまり、同じサーバ上にあるシステムなわけです
表示的にはVW用とアウディ用を分けていますが、おそらくこれらは元は同じシステムでしょう
アウディはVWグループな訳ですから、システムを統一していたとしても何も不思議なことじゃありません
そもそもリコールは車が登録されている住所にハガキで通知されますから、仮にウェブ上でリコール検索ができなくても多くの人にとって問題は無いはずです
しかしリコール検索といった重要なシステムが、このような粗悪な仕様になっていたのでは、車メーカーとしての資質を疑ってしまいます
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